『香りの動き方』

第2揺を始める。

ここでも愛子は、機会あるごとに、具体的な茶葉例を見せながら小紅に剪定の話をしている。『この葉はもし剪定が○○だったら、、』『この葉がもっと○○だったらこの香りはもっと○○になって、そのためには剪定の時に、、』等々。

愛子によると、『おとんだけではなくこのあたりでは、剪定の目的・剪定法と原料品質の関係性がほとんど理解されていない』そうで、『剪定は原料に大きく影響する』『製茶は茶樹のお手入れからすでにスタートしている』ことを理解してもらうために、毎回毎回、毎日毎日、何度も何度も、具体的な例を見せながら説明しているそうだ。

『もっと好い香りのもっとおいしいお茶を作りたい、剪定を改善すれば可能になる。』
なるほど~。

とにかく、隊長の香りに対するこだわりはすごい。
『香りは生きている』そうで、『タイプ』があるだけでなく『動き方』にもいろいろあるという。
『それらが見えなければ(感じられなければ)、おいしいお茶は作れない。』、だそうだ。
一体どんな風に感じているのだろう??

このお茶はこれからどうなるのかしら。楽しみ~♪

 

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