(※しばらくこの記事が最初の方にくるよう調整します。次の記事も見てみてねっ!)
(2015年10月05日17:27 お茶端会議室にて投稿)
茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
お待たせいたしました、秋ですね~~♪
『春は秋茶を飲み、秋は春茶を飲む』
産地では、昔からそう言われています。
昔から伝わることには必ず意味があるなあ、と感じます。
その言葉の通り、私たちの今年の春茶もおいしい飲み時になりました~~っっ♪
(製茶の様子はこちら:15春天♪鉄観音※まだ未完成)
今春の茶葉は、「奇跡」をおこしますっっっ☆
15春。
決定的な大事が幾度もありました。
この春、鉄観音は、終に終わってしまったのです。
完全に終わりました。
ところが、一ヶ月もしないうちに、また復活するのですっ!!!(詳しくはまた後ほど)
まるで、伝説の不死鳥の死と誕生の瞬間に遭遇してしまったような、そんな感覚です。
初日に突如、地中深いマグマに山ごと呑み込まれ、静かに燃え尽きて、完全消滅した・・・、
ところが数週間後に突如、砂漠と化した山々に、死んだはずの魂が蘇り、命が生まれている!!!
あまりのことに、どこからどう説明すればよいのやら。。。
この一連のことで、「いつ終わるかわからない」状況は更に現実味を増しましたが、
それでも「今は」繋がりました。
この復活劇の立役者は、今春の茶葉たちですっっ☆
今春、生涯の記憶に残るような素晴らしい茶葉が、また生まれましたーっっ♪
その香りと味わいたちが、一度完全に消えた魂に命を吹き込み、運命を変えたのですっ!!!
全部で7種類、「メイン4種」+「研究茶3種(うち1種手揉、1種一泡球)」。
≪品茶セット≫ 、 ≪特別セット≫ 、それぞれひとつ。
15春、奇跡をおこす強運の鉄観音っっっ☆
ぜひ召し上がってください、よろしくお願いいたしまーすっ!
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◆≪品茶セット≫◆
・《不死鳥の羽音》 4種各3袋 計84g 31,800円(送料別)
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◆≪手工の特別セット≫ 超希少数◆ ※条件あり
・《告別の小夜曲(セレナーデ)》 3種各2袋 計約43g 21,600円(送料別) ←終了~☆
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(↑後半、またご紹介します↑)
次の順番でお話します。
◆1:不死鳥の鉄観音
【1】終わりの時
【2】人生最後の製茶
【3】5つの茶葉
【4】茶庫整理
【5】おとん急変
【6】復活
◆2:おとんの製茶魂が復活した理由
◆3:努力を超える円安
◆4:15春は格安☆
がんばって短くしたので、がんばって最後まで読んでね。(笑笑)
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◆1:不死鳥の鉄観音
【1】終わりの時
15春。
終に、おとん鉄観音が終わりました。
『この春を最後に、製茶を止めることに決めた』。
初日に突如、おとんが言いにくそうに、私にそう言いました。
本気でした。
身体が冷たくなりました。
「来る時が来た」ことを悟りました。
最後に残っていた鉄観音が終わるということは、私の人生でもう二度とこのような製茶をすることはない。
そういうことです。
覚悟を決め、告別の製茶に向かいました。
【2】人生最後の製茶
一瞬一瞬がとても愛しかった。
全ての瞬間を、心と身体に刻むように、作りました。
この家でお茶を作るのもこれで最後だと、見上げると、屋根から鳥が飛び立つ映像が見えた。
巣立ち。。。過去たちが蘇り、想いが溢れ、涙で茶葉たちが揺れました。
今日までの全てが、ありがたくてありがたくて、たまらなかった。
目に映る全ての景色を、永遠に焼き付けるように、集中しました。
音は無く、空気は澄んでいて、そこだけひとつの宇宙空間のように感じました。
とても静かな別れの時間でした。(詳しくは、製茶ぶろぐ「15春天♪鉄観音」をご覧下さい。※未完成です)
何かこれまでと違いました。
身体に染み付いてはずの工程のひとつひとつが、一挙手一投足、まるで初めての体験に感じました。
一度決別すると、そこから始まる全てが新しい感覚でした。
単純なことに気付きました。
終わる、ということは、次が始まる、ということ。
別れながら次の章がもう始まっているのだと、気が付きました。
守破離。。。今まさにその大きな狭間にいるのかもしれない、漠然とそんなことを思いました。
【3】5つの茶葉
結果的に、1日でもと臨んだ人生最後の製茶は、5日作ることができました。
『春は晴れが3日続かない、秋は雨が3日続かない』
昔からそう言われる安渓の高山に、晴天が1週間続いたのです。
春にこんなに天候に恵まれたことは、私が産地に入ってから10年以上、無かったように記憶しています。
その中に、おとんが『人生で初めての香りと味わい』と感銘する茶葉が、2つ生まれました。
それを含めた5つの茶葉たちが、この時すでに、運命を大きく動かし始めていました。
【4】茶庫整理
製茶が終わり一度帰国し、2週間後に再び山に戻りました。
「秘密の倉庫」の整理をするためです。
もう作れないのだから、この先、新しい茶葉が増えることはありません。
新茶を作れないのだから、《心の隊員》を募集することもありません。
そうとなったら、今保有している茶葉が、私の生涯分です。
二度と作れないこの茶葉たちは、この先益々宝になっていくでしょう。
よく考えたい。
中国品茶会はひとまず停止、積極的に出している場合ではないです。
ここまで一緒に歩いてくれた茶友たちと分け合って、生涯に渡って飲んでいきたい。
どのくらいあるのか確認して、整理したかった。
保存状態や管理をこれまで以上に徹底し、全体像を把握して、心の準備に入りました。
【5】おとん急変
ところが。。。
作業最終日の夕方のことです。
外で休憩しながら、おとんとふたり、爆音を轟かせながら走る巨大な雷雲の行方をみていました。
数時間前から地域一帯を停電させている真っ黒な雷雲集団が、こちらに向かっていました。
稲光と大雷と暴風雨を引き連れた巨大な雲が、猛烈な勢いで迫ってきて、もう目の前まで来ました。
数メートル先は真っ白で、雲から落ちる滝のカーテンのような豪雨に襲われています。
いよいよ来た、一瞬にして爆発的な冷気に包まれました、さあ呑み込まれる。
が。。。、私たちがいる場所だけ避けるように、一滴も濡らさず通過していきました。
おとんが突如、私にこう言いました。
『愛子、秋は何日に来る予定?!何日から茶摘み開始する?!』
私は耳を疑い、ゆっくりと首を動かし、無言でおとんの顔を見つめました。
おとんはまっすぐ私を見ていて、答えを待っているその目は間抜けなほど無邪気で、
期待にワクワク胸を踊らせる子供のように屈託のない笑顔だったーーー!!!
私がおとんをどうしたか。。。想像にお任せします。
【6】復活
こうして鉄観音は、15春に突如、間違いなく完全に終わりました。
が、その数週間後、またしても私の知らないところで、なぜか復活していたのです。
しかし、また次はどうなることやら・・・です。
また、例え復活しても、15秋からはこれまでと違います。
製茶の前提条件が、大きく変わるからです。(詳しくはまた秋に)
それでも、一度消えたおとんの製茶魂が、再び製茶に向かったことが、私は嬉しい♪
とりあえず、「今は」結果オーライ☆
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◆2:おとんの製茶魂が復活した理由
おとんの製茶魂が復活したのには、いくつかの背景が複雑に絡んでいます。
最終的には茶葉が決定打となり、試合終了会場撤収選手退場した後の、ありえない大逆転劇でした!!!
整理してみると。。。
・体調変化:余命幾ばくもないと感じた程、最悪状態だった一時期に比べ、小康状態キープ
・工人対策:要求レベルを落とせば、まだ試せる対策や方法があるのでは、と思いついた
・世の変化:数年前と逆転、「伝統茶」を求める人急増、「客人」接待で世の変化を実感
・品茶会の結果:大きな手応えに、数年来の諦めモード払拭、成功は近いのではと大期待
・茶葉の品質:人生初の香り味わいに感銘、作らせるほどすごいのが飲める!と有頂天
こんなところでしょうか。。。
時間と共に徐々に背景が整い、要所要所で後押しが続き、何かがふくふくと膨らんできたところに、
決定打となる茶葉爆弾が落とされ、もうたまらず終に妄想爆発☆有頂天炸裂☆おとんまっしぐらー♪
それはそれは、『止める』と言ったことなど宇宙の彼方の話しのように、記憶ゼロッ!
「・品茶会の結果」は6月のこのあたり「品茶会@厦門 2日目 昼の部」を、
「・茶葉の品質」は「15春鉄観音≪品茶セット≫」を、ご参照ください。
それぞれ詳しくは、これまた長い話しになるので。。。またの機会に!
おとんの迷いを一刀両断した茶葉は、「15春鉄観音≪品茶セット≫」でデビューしま~すっ♪
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◆3:努力を超える円安
5月、今春の鉄観音のシーズン、過去20年にない程の恐ろしい円安でした。
その前月、4月の碧螺春で落胆した時を、更に超えました。
努力を超えます。
氷河期・・・、中国茶を作る日本人にとって。
しかし!
私は茶友にはそのまま連動していません!!
実際の為替レートで計算したら飲む人がいなくなってしまうのでは・・・。
そう考えると、そうなった方が私には恐ろしい。
いつまで持つかわかりませんが、鉄観音が「今は」耐えたから、私も「今は」耐えます。
飲んで下さい☆
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◆4:15春は格安☆
今春は過去20年にない程の円安で、このセット予算では、実際は2袋ずつしか入りません。
でも、「各3袋」ずつセットしました!!!
メイン茶葉4種と少なく、その中に「運命を変えた銘茶」が2つも入っていて、
やはり最低量としてお勧めする1種3袋は飲んで頂きたかった。
「1袋ずつ、おまけっっ♪」って感じで入れちゃいましたーーっっ。(これで最後だと思ってたし!)
そのため、実際より3割以上格安です☆
心意気ある方は、ぜひ「ダブル(2セット)」で、お願いしますっっ!!
最初から「1セット+単品(4種各50g)」もオッケー♪←単品50gはおまけ茶葉付きなので「トリプル」よりお得☆
もちろん、一度飲んでからの「セットおかわり」も「単品追加」も、大感謝~~♪
とにかく、少しでも召し上がっていただけると、現実的に非常にありがたいです。
どうかみなさま、飲んでね♪ よろしくお願いいたしまーす!!!
15春のおとん鉄観音ご紹介&品茶希望の茶友、大募集~~~♪
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◆≪品茶セット≫◆
・《不死鳥の羽音》 4種 各3袋 計84g 31,800円(送料別)
——————————————————————————————————–
◆≪手工の特別セット≫ 超限定数◆ 条件あり※
・《告別の小夜曲(セレナーデ)》 3種 各2袋 計約43g 21,600円(送料別) ←終了~☆
※「品茶セット1セット」に付き、1セット希望可
※「品茶セット1セット+単品(4種各50g)」の場合は、3セットまで希望可
※先着順、予約可、なくなり次第終了
※単品は種類による(老茶樹:あり/手揉:条件あり/一泡球:なし)
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↑↑↑終了したら「終了~☆」と追記していきます↑↑↑
☆募集方法
【これから茶友】のみなさまと【すでに茶友】のみなさまと、
整理の都合上連絡方法を分けます。よろしくお願いします!
◆【これから茶友】のみなさま◆
(※現在サイトメンテナンス中に付き、しばらくお待ち下さい。)
新しい茶友、熱烈大歓迎ですーーーーー♪
品茶してみるっ♪(準備中) から、どうぞご連絡をお願いしますっ!
メッセージ欄にご希望の《セット名》「数量」をご記入ください。
【ご注意】
※品茶してみるっ♪(準備中)を送信しただけでは、 お茶葉は届きません。
その後、私からの返事「初めましてメール」が届きます。
それを必ず読み、内容を理解しご了承いただければご返信ください。
お互い連絡が取り合えるまでお茶葉は届きませんので、ご注意くださいませ。
※ご返信はおひとりおひとり手作業のため、状況によりすぐにお返事できない場合があります。
お待ちいただく可能性がありますこと、どうかご了承くださいませ。
遅れても必ずお返事していますので、よろしくお願いいたしますっ♪
◆【すでに茶友】のみなさま◆
どうぞ直接私に「メール」でご連絡ください。(お茶端会議室のメッセージはNG。)
その際、みなさまにはご協力いただきたい事があります。
1.メールの件名を統一する
・15春鉄
2.他の用件は別メールにする(例:過去紹介の茶葉希望、単品希望、お問い合わせ、等)
3.メール内容は、ここから下をどうぞコピーしてご利用ください。
・品茶セット《不死鳥の羽音》31,800円×
・特別セット《告別の小夜曲(セレナーデ)》21,600円×
・《不死鳥の羽音》×1+単品(4種各50g)+《告別の小夜曲(セレナーデ)》×
・その他の組み合わせ(応相談)
・氏名
4.変更や希望がある場合は、その旨明記する
・氏名、郵便番号、お届け先住所、等
・お届け時期希望(例:『11月以降希望』『12月末希望』等々)
5.その他、ご質問ご希望メッセージ等、ご自由にどうぞ~☆
お返事は「超簡単」にさせていただきます!!!すみませーーんッッ。
【すでに茶友】のみなさま、ご協力どうぞよろしくお願いいたします~~♪
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☆締め切りとお届け時期
・初回締め切り → 10月24日(土)メール受付分まで
・初回お届け → 10月内(目標)
※それ以降 → 順次
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以上。各セットの内容は別記事にて。
今年は、秋の出発までに間に合いません・・・、大変申し訳ございません。
「飲んで心は一緒に参戦~☆」は、どうかお手持ちの茶葉で!!!(笑笑)
よろしくお願いいたしまーーすっっ。
それでは、15春おとん鉄観音、募集開始~~~♪
15春鉄観音≪品茶セット≫に続く。
品茶セット【不死鳥の羽音】よりまずは1ついただきました。
最初に選んだのはコードネーム「蒼韵」(笑)
1煎目、黄金色の水色、軽い渋味と酸味を感じつつ、スルスルのめちゃう。
すでに口の中を液体は通り過ぎて数分後、口の中がぶわわわっっ!とものすごく甘くなっんです!回香?じゃなくて回甘??
びっくりポンですわ。
鼻に抜ける息まで甘い!
これなんて表現するんだっけ。余韻の韵?いや字が違う。
煎を重ねるごとに甘さがクリアになってゆきます。
愛子さん渾身のお山の恵みのエッセンス、ありがとうございます。
蝦餃さん!
さっそく品茶してくださっているご様子、嬉しいっっ♪ ありがとうございまーす。
そーなんですよねっっ♪
おじいの初代樹ほどの老茶樹になると、鉄観音の品種特徴である「韵」がとても強いから、本当に驚きますよね☆
なんというのか、表面的なものではなくて、「入り」はとても静かに感じるからすすすと入ってしまうんだけど、その後からの「引き」が信じられないくらい強くて、知らないうちに支配されている感じ。
こういうのは、どんなに研究しても人工的には作ることができない世界で、長い年月生きてきた茶樹と山の偉大さを感じずにはいられません。
山のエッセンス☆
今日はおとんの山の家の水で飲んでいますよ~♪
同じの飲みましたよ!次の『コードネーム』は何にします?(笑笑)
愛子さん、しばらくご連絡できずすみません。品茶セットいただきたいのですが、メールアドレスわからなくなってしまいました。よろしくお願いいたしますー!