「23秋天♪鉄観音」カテゴリーアーカイブ

丁寧なお茶

丁寧なお茶を作りたい

丁寧なお茶が飲みたい

丁寧の先に生まれるお茶が好き

 

 

雑なのは嫌だ
がさつなのは嫌だ
強引なのは嫌だ
無理矢理なのは嫌だ
手抜きなのは嫌だ
適当なのは嫌だ
汚いのは嫌だ
不潔なのは嫌だ
騒がしいのは嫌だ
慌ただしいのは嫌だ
無神経なのは嫌だ
無思慮なのは嫌だ
無責任なのは嫌だ
いい加減なのは嫌だ
だったら作らない方が好い

天地に逆らうのは嫌だ
茶葉の声を無視するのは本当に嫌だ
見ていて辛い
側に居て痛い
飲んでキツい
だったら作らない方が好い

 

 

天地の波を感じ
天地の波に乗る
その大船に身を委ね
そのリズムに合わせる

茶葉の声を聞き
茶葉の声に耳を傾ける
その音色に包まれ
共に進む
ゆっくりと
ゆったりと

心を澄ませ
天地の流れを読む
星の瞬き
風の動き
虫の響き
静かに
時間をかけて
少しずつ

天を愛でるように
地を慈しむように
ひとつひとつ
瞬間を尊び
ひとつひとつ
心を添えて

 

 

その先にだけ出会えるお茶がある

宇宙から降り注ぐ星星たちのように
無限に姿を現しては輝きを変えていく香りたち
地球から湧き出でる泉水たちのように
無数に姿を現しては深みを増していく味わいたち

たった一度だけ
その日だけの
天と地と人の合流
一世一度のご縁

感じられないなら
感じて作れないなら
作らない方が好い

 

 


作れる
丁寧に
思うように
嬉しい
嬉しい
奇跡に感じる
この時代に
ありがたくて
ありがたくて
心が満たされる

 

 

丁寧の先でしか生まれない美しさ
そういうお茶に惹かれる

丁寧の先でしか現れない香りや味わい
そういうお茶が飲みたい

丁寧の先でしか出会えないおいしさたち
そういうお茶をもっと作りたい

もしも丁寧に作れなくなったら
きっと私は
作るのをやめるだろう

茶樹の気?

愛『おはよう茶樹たち、目覚めたね、蝶龍山が動き出した。。この香りがね。。。』

朝日を浴びて、朝露びっしりの茶樹から水蒸気が上がって、「けむり(※湯気
)」になって動いている。
なんと幻想的。。

私は初めて見たけれど、愛子は昔からここではよく見ると言っている。いくつかの気象条件が重なったときに見られるそうで、特に秋茶の頃に多く、今日は少ない方ですごいときは一面が湯畑の「湯けむり」のようになるのだとか。ほえ~見てみたい。

え?なになに?愛子がよく言っている『茶樹の気配』を可視化できるとしたらこの『茶霧に似ている』って?この「けむり」の動きに似ているの?

こっちから「けむり」が上がったと思ったら、すぐに消えて別の樹から「けむり」が上がる、まるで生き物のように動くのを、たまたま終わりかけの少しですが撮影に成功したけれど、わかるでしょうか??

映像1:朝露が茶霧に変わる頃
https://youtu.be/STFT6LY1BZM

映像2:茶霧
https://youtu.be/DrRQN_6-hP8