製茶時のこの風景って本当に好き。だからいつも似た角度になる(笑)。
愛子は小紅に何やら指導中。いわゆるOJTみたいな感じかな。
小紅は製茶にかかわる年月が長いけれど、市場流通品のやり方に慣れているので、愛子の要求やその背景にある理由をよく言い聞かせて、ここのは全く違う茶葉だという意識が抜けないように、常に教育しないとだめだという。
製茶時のこの風景って本当に好き。だからいつも似た角度になる(笑)。
愛子は小紅に何やら指導中。いわゆるOJTみたいな感じかな。
小紅は製茶にかかわる年月が長いけれど、市場流通品のやり方に慣れているので、愛子の要求やその背景にある理由をよく言い聞かせて、ここのは全く違う茶葉だという意識が抜けないように、常に教育しないとだめだという。
愛子の要求する茶摘みは、機械摘みが主流の今では珍しくなった手摘みであることは大前提で、さらに茶樹の横・下・中は摘まない、芽も若い葉も摘まない、などなどの条件をクリアした「完熟の原料」のみを選んで摘み取る、いわば「贅沢な摘み」なのだ~
今年最初の茶摘みだ。今日はおかんを含めた3人組で、3人とも地元のベテラン。
岩を登っていく。
皆さん、茶葉の詰まった籠を持ちながら軽やかに岩から岩へ移動。
愛子が選ぶ鉄観音の樹って、昔からの樹が多いから、急斜面や山の頂上やこういった岩場が多くて雨が降ると滑り落ちるリスクがあったりして、実は危険な場所が多い。
現代は平らな茶園が多いし機械で摘んでいるから聞かなくなったけれど、以前、ほかの茶園で土砂崩れや地滑りで命を落とした茶摘み工人がいると何度も聞いたことがある。
朝、お茶を飲みながら愛子が茶摘みのタイミングを見計らっている。
摘みたいけれどまだ時間がかかると言う、葉が乾ききっていないからだ。しかし乾いただけでは摘めなくて、乾いてからの『葉の動き』が重要で、その『動き』で摘むタイミングを決めるそうだ。なのでまず乾いてくれないことには何も始まらない。
晴れてはいるがなかなか茶樹の中の枝や葉まで乾かない。
昼過ぎ、愛子は朝から観察していた茶樹たちを確認し、小紅を呼んだ。茶摘み開始!
いくつかの茶摘み候補地点の茶樹を最終確認し、2か所に決めた。まずは燕石頭。茶摘み隊、出発!
最後の地点、蝶龍山
製茶計画を立てるのに、ものすごく多くの項目を考えなければならないと愛子は言う。たとえば、天候をひとつとっても、それまでの年間気候、直近の天気、滞在日程中の天気や気候など、いろいろな要素が絡む。結論が出るまで愛子の思考の邪魔にならないように静かに待機しておくのが礼儀。
なんとか明るいうちに各地点を回れてよかった~☆
燕石頭、ここの特徴のひとつは人より大きな黒っぽい岩がごろごろしているところかな。
茶樹たちは、その隙間に生えているような感じで、樹にたどり着くのに岩や斜面を登らなくてはならないから一苦労する。
製茶の順番について話し合うふたり。あと1地点。
次は桂桜渓へGO!
剪定は、原料の決め手のひとつ
ここでも密度に問題があるという。が、更にもっと大きな問題があるらしい。
愛『おとんにはもう何年も何年も言い続けているのに。。ここからこの辺りの樹たちは5、6年前に説明した時にちゃんとしてあげていれば今頃はすっかり再生して立派になっていただろうに。。』
生態茶の皆さん☆
『地』の樹
『天』の樹
剪定のレクチャーが続く。
ここのポイントは、高さと密度(空かす)と繰り返す愛子。
同じ日に各地点を回るためには、道順をよく考えないといけない。
はい次!仙王の樹の場所