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雨あがる

一昨日から降り始めた雨。
昨日は基本一日雨、途中で時々上がったり。
雨量は強くない、さらさら雨。

今日は一日雨あがる。
曇り、陽光はなし。
昼間でも20度、一日中やや肌寒い。
茶樹はしっとり、中はまだ雨水をかぶったまま。

昨日今日と茶摘みがなかったので、体を休められた。
心地よい眠り、とても気持ちが好い。
一日中静かなお茶とふたりだけの時間。
好きなことに一生懸命向き合える贅沢。
幸せだ。
この感覚の中で、真剣に作りたい。

明日から3~4日、陽光が来る。

さあ、明日は茶摘みできるかなー。
できるとしたら、どこにしようかなー。
どこがい~い?!(笑笑)

 

あと、最多4日、3日かも。
連日はちょっときついなぁ。。。
2日摘んで1日休むと好いのだが、4日目に雨来るかも。
となると、3日連続?
2日やった状態で、様子を見るか。
ひとりだったら、2日連続も今はきつい。
小紅が晒青と炒茶の手伝いに来てくれるから可能になる。
ただ、彼女は夜中12頃には動けなくなるから、
そのあとは朝までひとり作業になる。
第二揺青が遅くなったらひとり、かなりきついなぁ。。。
ホン干&洗茶巾は完全にひとり、まあこれはなんとか。。。
お天道さまが味方してくれたら、回転が早くなるんだけど。。。

南山の老茶樹&生態茶、絶対作りたい☆
明後日か、その翌日。
条件の好いところで摘みたい。
明日のお天気と相談してから決める。

家の上の老茶樹、
おじいの初代樹、
どっちを先にしよう。。。
明日午前のお天気次第かな。

明日からに備えて早めに寝る。
深夜2時、揺青機の横、19℃、、、え??湿度30%???
夜中なのに??初めて見たかも。
うわー、これ絶対明日は大晴れだ☆

おとんに電話見舞い

入院中のおとんに、毎日1~2回電話、ご機嫌伺い。
おとん、今日の気分はいかが?

『痛いよぅ~、痛み止め薬が効いていないよぅ~。
ごはんが進まないよぅ~。
大部屋で一晩中うるさくてちっとも休めないよぅ~。

お家(山)に帰りたいよ~。
愛子と一緒にお茶作りたいよ~。
愛子と一緒にお茶飲みたいよ~。
はぁぁぁ~~~。』byおとん

私もよ、おとん。

かわいそうに・・・。
痛いのも、うるさくて眠れないのも、つらいだろうなぁ・・・。

でも、しっかり話せています!
多少は泣き言言っているけれど、それくらいは、まあまあ。
製茶中も、どんな加工してどんなお茶になったのか知りたがって、
会話内容も成立しているし、加工相談にもちゃんと対応できているし、
打った頭は今のところ大丈夫そうね。

おでこは7針だか縫ったそうで、その抜糸まで退院はダメだとか。
毎日どんな治療してるの?飲み薬と注射?
半月は入院、とか言われているみたい。
でも、院内を歩いたり部屋以外の場所で座っていたり、
今日はちょうどキッチン(があるらしい)で「肉スープ」を作っていた。

なんでそんなに長く入院が必要なのかよく分からないけれど。。。
とにかく会いたい。
来週、安渓に下りたらふいみんと一緒に会いに行ってきますね!

どうしよう、困った

現在、夜中の1時半。
どうしよう。
ホン焙機が壊れている。

温度が下がらない、
上がるけど、下がらない。
困った。

ホン干したいのに、できない。
このままホン干しないと、茶葉が壊れる。
全部ダメになる。
朝まで(修理来るまで)待てない。

17春初日の茶葉が、あとホン干するだけ。
超素敵な香りなのにーーー、、、幻になるのか。

わぁぁぁーーー、困った、どうしよう。

山奥で、ひとり。
大型機械の修理技術までは、さすがに習得していないぞ。

さて、どうしよう。
炭起こす?・・・いやいやいや、そりゃ無茶だ。

小紅、少し前に帰った。
疲れて目が開かなくなっていたから、帰した。
まだ寝ていないはず、電話するしかない。
うぇいうぇい起こせるか、聞いてみよう。

多分、今夜は直らない。
奥の手だ、下の製茶所だな。。。
うぇいうぇい、ごめん、起きてーーーー。

0522編集中

晴れだ!
雲は多いが、晴れている。
茶摘み、どうしよう。。。

春は気候が不安定。
雨が多い。
その間をかいくぐるように、狙って好茶を作るのは、実に難しい。
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できれば今日は、準備の日にしたい。
昨夜6時間ほど途中かなりしっかりと雨が降り続いたから、
茶摘みの条件的は明日の方が好い。
が、明日は午後ににわか雨の可能性が高いから、晒青の条件は今日が好い。
その先の予報では、明後日から数日雨が続き、その後数日晴れ。
その雨が止んだ後、帰国までにチャンスが何回あるか。。。
だが先に回しても、晴れるとは限らない。
製茶の条件的には、今週の方がいいのか。。。

今なら、小紅に手伝ってもらえる。
来週は分からない。

出来る時にやっておくかー!
もともと作れなくてもオッケー、って来た、作れるだけで最高に幸せな気分だ♪

でも、作るとなれば切り替わる、やっぱスイッチ入るよね。(笑笑)
やるからにはいつだって人生最高を目指す☆

 

よし決めた。

論山だ☆
明日の方が気候条件好い可能性ある、ので、真打ち「山頂」は明日。
もしも明日天候が崩れたら、週明けに。
今日は初日なので何が起きるか分からない、
機械の試験も兼ねて2メイン→3段、小一球分。

小紅に電話で指示、採茶工人の手配。
すぐに折り返しあり。
『愛子ぅ~、一歩遅かったよぉ~、そこ昨日工人が間違えて摘んでしまったって、今おかんが・・・、どうしよう。」。
はーーーー??? 昨夜うぇいうぇいに確認したばかりなのに?
そうか、うぇいうぇいも多分まだ知らないんだ。

では、予定変更。

四巻だ☆
おじいの初代樹、上半分を摘もう。
残り半分は来週にして、雨の前後で比較できる。
近いから原料見に行けて指示もできるしベストだね、決定!

 

 

お茶のもー♪
うぇいうぇいのお茶、おとんが用意してくれていた。
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芳ばしい花香♪
でも相変わらず薄いなー、緑茶圏の人に好まれそうね!

 

小紅がお弁当持って上がってきた、わーいわーい、遠足みたい!
フルーツも買ってきてくれた、葡萄に林檎にハミ瓜♪
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おとんが小紅に頼んで、この家にいろいろ食材を準備してくれている。
けれど、昨夜ふたりで話して、今回はここであまり料理しないことに。
私ひとりだから、小紅は製茶所で食べて、私にはお弁当運んでもらう。
製茶所では、小鳳が炊き出し担当、何十人分もの食事を毎日作っている。
私にとっても、小紅にとっても、そっちの方がありがたい。
おとんの気持ちは嬉しいが、製茶中は少しでも余計なことに時間を割きたくない。
調理や洗い物する時間が煩わしい、その分少しでも体を休めたいのが本音。

 

ごはん食べ終わったら、茶園へGOー♪
小紅とふたりで出発。

途中でちょうど、採茶工人がこっちに向かってくる姿を発見。
ほぼ同時に到着。

茶葉状態確認、おっけーら☆
成熟度十分!
昨夜の雨水も乾いている!
午前の陽光で気孔も開いている!

すぐに指示。
今日はどの樹を摘むか。
どうやって摘むか。
注意点等、細かく説明。
他のところとは要求が違うから、お手本見せながらひとつひとつ説明。

 

おじいの初代樹、こんにちは!
来年は還暦ね☆
わあーーー、今春もきれいな紅芽だねー♪
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こういうのは、私がいただいて、あとで部屋に活ける。

 

おおおーーー。
小紅が、いいねー☆
私が言わなくても要求がわかっている。
自分からどんどん説明している。

そりゃそーだ。
当然だ。
自分に関わってくるから。
この茶葉の、最終型と途中が分かっているからだ。

彼女ほど、私の茶葉の外形要求を理解している人はいない。
私の茶葉全ての仕上げは、ここ数年彼女がひとりでやってくれている。
高い要求の精製作業、名付けて『頂級挑梗』☆
これができる人が今いないの。
小紅はそれができる、さすがおとんの娘。
小紅なら安心して任せられる。
「他の人には絶対に見せない&触らせない」という、おとんと私との約束も、
その意味がわかっているから守っている。
私が山を下りたあと、「隠し部屋」で数週間ひとり黙々と、精製作業してくれている。
その後の包装と管理も、だんだんを手伝って一緒にやってくれている。

なので、分かるのだ。
どこでなにがネックになるのか。
どうすれば理想状態になるのか。
どの段階でなにを工夫しておけば良いのか。
茶葉になった後の、精製と包装を担当してくれているから、分かるのだ。

「今」!
重要なのは今、この採茶。
採茶技術がこの先全てに繋がってくる。
茶摘みでゴールの姿が見える。

小紅、かゆいところに手が届く感じ、いーねー♪
おとんとは違うぞー。(笑笑)

 

指示内容? 例えば。。。
節間も高さも長いの(私が左手に持っているようなの)は摘まない。
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或は、二段に分ける、未熟を捨て成熟部分だけ「要求の長さ」で残す。
できなければ摘まない、樹に残したままで好い。
そんな感じ。

 

家に戻ると、うぇいうぇいの採茶工人たちがやって来た。
家前の茶樹、昨日の続きらしい。がんばってねー。
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こちらは、洗い物を。
茶巾の準備。洗ってしまってあるが、使用前にまた洗う。
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日本製、食品で使える綿花布。こっちでは手に入らない。
安渓全体で、これ使っているのはここだけだろう。
高価だしここでは貴重なのを知っている小紅が、大切に扱ってくれる。

 

 

採茶工人から電話が来た。
袋がいっぱいになったそうだ。
すぐ茶葉を取りに行く、近いから便利!
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紅『愛子ー、先行ってるねー。』
愛「はーい、すぐ追いかけるねー。」
20キロぐらいかな。。。家まで担ぐ。小紅、さすがだね、たくましい♪

指示通り、長いのは摘み残してある。

「一葉の日」だったら摘んであげられるんだけどね、、、ごめんね。
山を下りる前に時間があったら摘みに来て、数杯分の「生茶」作って、
ふいみんに飲ませてあげようか、そうしようそうしよう☆

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他の農家さんからは、
『なんでそこ摘まないの?もったいない。もっと収穫量(=収入)が増えるのに』
確かにそうね。
原料がもったいない、という気持ちはある。
でも、私が追求しているのは「おいしいお茶」、収入や収穫量ではない。

小紅が、私と同意見なのが嬉しい。
摘み残すことをもったいない、と言わない。
摘んで混ぜるほうがもったいない、とわかっている。

見ているところが違うのね。
他の人は、摘み残された茶葉を見ている。
私たちは、すでに摘まれた茶葉を見ている。
「基準」の違い、かな。

おとん?
おとんも、もちろんわかっている。
でも、身にしみていない。
頭では分かっている、工人に指示もしている。
おとんがいるとき、工人担当はおとん。
そのおとんへ依頼するのが、私。
けど忘れる、というか、詰めがあまい、途中で緩む、のかな。
言うは言うけど、言った後に目の前でそれが行われいても気が付かない。
目の前で線路が違う方向に進んでいるのに、違うところ見ていて気が付かない。
そんなことが多い。
そして結果、いつも同じ失敗を繰り返す、それが毎回私にくる。
多分、ついつい、収穫を増やしたい心理と習慣も働いてしまう、のかな。
「基準」がうっかり昔と混ざっちゃう、のかな。
仕方ないかな、と思う。
長年責任ある家長の立場として、一家を支えここまで発展成功させてきたのだから。
頭ではなく、無意識なのよね。

それでも、自分にできる努力はいつだって精一杯してくれている。
その姿勢は感動的で、尊敬が湧き上がる。
それこそ、真に「有り難い」ことだと、私は心から感じている。
だから、何百回でも説明するよ。

でもさ、、、。
小紅、一度説明すれば通じる、。。。なんて楽なんだ。。。(笑笑)

 

 

前半の茶葉、布袋から水篩に出す。
え?水分?
葉面が濡れている・・・、なんで?

昨夜の雨だ、しまったーーーッッ、まだ残っていたーーーっっ。
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紅『えー、おかしいなー、さっき見たときはなかったよね。』

まだ乾いていないところがあったんだ。
下の方、蔭になっているところ、よく確認しなかった。
しくじった・・・。
あんな雨の後だ、こういう可能性があるのは、十分わかっていたはず。
論山だったら、風も強いし、茶樹の丈も低いから、問題なかったろう。
でも、四巻の大きな老茶樹なんだよ、摘む前にもっと確認して、
これも摘まないよう指示するべきだった。

紅『愛子、大丈夫みたい!一番上のここだけだ、ついさっき摘んだ部分だよ。』
愛「下の方も見てみよう、、、うん大丈夫そう、よかった。
 でも、水滴付いているのまだあるから、薄めにしよう。」

紅『後半届くまで、木架で中に置いとく?』
愛「ダメ、時間が足りなくなる、届いた分からすぐに晒青開始。」

晴天の香りはないものの、重厚で湿度の高い青りんご香。
原生香もしっかり、好い原料。
好いお茶になる☆

雲が多くなってきた。
後半分の晒青が不足するかも知れない。
万一に備え、前半分で少しでもフォローしておきたい。
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そういう意味でも、今日は論山でなくてよかったかも!
論山だと、途中運搬は難しい、摘み終わってから全部一気に届くことに。

雲多く、なかなか香りが上がらない。
時間かかりそうだ。
陽光来い~~~。

 

よし、今のうちに「あれ」を見に行こう!!!
南山の老茶樹より「更に古い老茶樹」が、家の上にある。
あったことに、昨秋気付いた!!!
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いや、知ってはいたんだろうけれど、早期に候補から外していたから、
すっかりおとんの頭から抜けていたのね。
でも、当時と今とは、状況が違う。
今になると、候補にあがってくる。
南山より古いって言ったら、何百年物だよーーー☆

しかし、何度も何度も老茶樹の話題になっているのに、
なんでおとん、この樹の存在を思い出さなかったかなぁ。。。
多分、自分で植えてないからだろうな。
南山のように、多分おとんのご先祖さまが植えたのだろう
(代々おとん家が管理している場所だから)、ということではなく、
この家を建てるためにこの土地の管理を引き継いだときには、
もう大物の老茶樹でそこにいた。。。という感じらしい。
そりゃあ、思い入れが違うよね。

まあいいや、今気付いたからきっと今がタイミングなんだ。
確かに、今でも優先順位からは外れる。
でも、一度作ってみたい、どんなお茶になるんだろう~~♪

 

すぐ到着。
ここだと家の状況も分かるので、安心。

立派な茶樹☆
遠くからでもひと目で、古いのが分かる。
植え方も、樹の大きさも、現代のとは違う。
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おおおー、よく見ると、みんな見事な紅芽鉄観音!!!
実は、これって珍しくてすごいことなのよ☆
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昔は、品種のことをわかっている人が少なかったから、
現存する古い茶樹は、品種がごちゃごちゃになっていることがほとんど。
安渓全体に、昔は60種類以上の茶樹が自生していたそうで、
その中から「紅芽鉄観音」だけ選んで栽培していたなんて、
本当に滅多にないすごいことなの☆

どんな方が植えて、育てていたのかしら!!!
数百年前よね。。。
もしかしたら、とんでもない「茶仙」かもしれないよおおおーーー☆(笑笑)
お会いしたいわ~~♪

ほら、覚えているかしら?
南山の老茶樹も、もともとは違う品種(紅芽以外の鉄観音)が数本混ざっていて、
おとんがそういうのは全部抜いて整理したから、今は紅芽だけになっている。

あれれ??
もしかしたら、ここもそうかなあ???
おとん整理した可能性はあるよね。。。聞いてみよう。

なんか暗くなってきた?
蒸し暑いし・・・、雨くるね・・・、まいったなぁ。
そろそろ後半到着する、戻ろう。

わーお♪
雲は多いものの、時折射す陽光のおかげで、甘い花香が起き上がっている。
いいぞいいぞ、その調子。
晒青中の茶葉の上を蝶々が舞っているよー!!!
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この香りお花の蜜じゃないよ~~。
うふふ、30分くらいずっと茶葉の側から離れない。
黒にオレンジ色の模様、美しいね。
紋白蝶みたいな小さい蝶々はよく見かけるけれど、これは珍しい。

後半が届いた。
すぐに晒青。

雲行きが怪しい・・・。
頼む、雨来ないで~。

 

晒青中。
向こうの山に雨が降っている、もうすぐこっちに来そう。

うぇいうぇい部隊、撤収。
おかんもいる、おつかれさま~。
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ポツリ。。。わわ、来た、小紅ーーーっっ。

ダッシュで軒下へ一次避難。
空の様子を見る。
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春の山は、にわか雨が多い、時に霧雨のように、時に激しく。
春の空は、一瞬で状況が変わる。
降ったり止んだり、雲が出現したり太陽が出たり。

だめだこりゃ、、、しばらく止みそうもない。

となれば、仕方ない。
走水がまだ不十分、特に後半。
風通し好い場所で涼青しながら、様子を見よう。
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立入り禁止、参観禁止、触らないで、入らないで、土足厳禁。
そんなことが言いたい。
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徹夜で作っていたのが、これら達。
どれほど効果があるかわからないけど、、、現在、見た人の反応を観察中。
秋までにまた考える。

言っても聞かないし、、、
書いても読まない&読めないし、、、
モノを置いても移動させる&超えるし、、、
突然やってきて自分勝手に振る舞うし、、、
もう、、、ほんっっっと、大変なのよ・・・。

食品なの、お願い、触れないで。
一般的に手洗いの習慣がないのが、本当に嫌だ。
この20年、各地の製茶現場で、茶葉を触る前に手を洗っている人を、
私は一度も見たことがない。
その手で、勝手に茶葉をにつかむ、触る。
あなたのものじゃないの、お願いやめて。
発酵中なの、お願い動かさないで。
トイレと土の上を歩いた靴で、製茶エリアに入らないで。
ああ、もう、本当に寒気がしてくる・・・。(苦笑)

ここ、山の中の家だから。
特に春は、雨が多くて土がぬかるんでいる。
外からここへ来る人の靴は泥だらけ、雨の日は水びたし。
製茶中、家の中の掃除が大変&床が滑って危ない。
他にもいろいろ。。。

でもね。

ここは、もともとそういうところ!
そういうところに、勝手に入ってきているのは私。
中国茶は、もともとそういうもの!
そういうものに、興味をもってしまったのは私。

だから仕方ない、、、。
で終わるわけないじゃん!(笑笑)
できる工夫はなんでもやってみる。
もしかしたら、数%は効果があるかもしれない。
だって、清潔はおいしいお茶の基本だもの!!!

 

品【16秋13号】
おとんと一緒に飲みたかった。。。
一緒に確認評茶しようと思って、揃えてきた。
私も久しぶりに飲む。
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うわうわ♪ 香りも味わいも濃厚だー☆
早く16秋の《心の隊員》募集しなくちゃ!!!
お披露目しなくちゃもったいないっっ♪

小紅が、お弁当もって戻ってきた。
温かいうちに食べて?
ありがとう、でもお茶が先だよ、ごはんは後。

涼青終了。
第一揺青開始。

ごはん♪
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これ何人分だ?かなり入る。
残すの嫌だからがんばって食べきってしまうけど、、、やばい、この調子じゃ太るー。

 

 

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本日の製茶終了。
バイクで迎えに来てもらって、小紅は製茶所へ帰宅。

ひとり夜中のおやつ、葡萄好き~♪
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一番熟してそうな一房を選んだけれど、まだ未熟だわ。
うー、、、なんか野性的な、、、生長途中の味。
食べられないわけじゃないし、まずくはないけれど、食べにくい。

お茶も果物も、なんで熟する前に収穫するんだろう。
こうやって買う人がいて、売れるから、だよねえ。。。(笑笑)

山の目覚まし

野鳥の鳴き声で目覚める。

ああ。。。山だ。
また来られたんだ。

目を瞑ったまま、聞いている。
すぐ近くに、5~6種類の鳥がいる。
他にはなにも聞こえない。
聞いたことのない野鳥が2種、とても素敵な鳴き方だ、
どんな姿をしているのだろう。

おとんが電話で話す大声で目覚めないのは、
いつもだったら殴りたくなってくるけど(笑笑)
今回ばかりはちょっとさみしいかな。

鳥の声。。。晴れだ!
摘むか摘まないか、天と相談して決めて、小紅に連絡しなくちゃ。
起きよう。

ひとり山の夜

大変ーーっっ、おとん、怪我して入院中・・・。

大丈夫、命に別状はない。
でも、すでに4泊。
いつ退院できるか分からない、まだダメだと医者が言うらしい。

おでこを5センチ位切った。
はしごが壊れて、足が外れて、踏み板におでこを打ったらしい。

普段誰も住んでいないこの家を山開きさせる際、
まず家の外にある電源の大元を入れる。
そのとき、はしごを使う。
原始的な作りの古い木のはしご。
登る時は問題なかったそうだが、降りる時に下から3番めだかの
踏み板の釘がひとつ取れて板が抜けて、足が外れて、
おでこを上の踏み板に・・・。

その後、足に力が入らなくて転んで?頭も少し打ったみたいで、検査。
大丈夫だって、、、ほっ。
電話したら、『痛いよう~~、なんてかわいそうなんだ~。』byおとん
半べそ声。
毎日数時間点滴で(こっちの病院、すぐに点滴なんでも点滴何日も点滴)、
また検査するとか?
・・・治療の状況がよく分からない。

おとん、たくさん出血して、どれだけショックだっただろう。
炒茶鍋の周りに血痕が点々とあった。
私が来るのを心待ちにしてくれていて、準備を始めたところだった。
苦手な街の、嫌いな病院で、どれだけ気持ち悪い思いをしていることだろう。
しょんぼりしているだろうなぁ。
ワクワクから一気に地獄に落とされた気分だろう。
泣いているかなぁ。。。
明日また電話してみよう。

 

そんなことで、まだおとんに会っていません。
今春のおとんは、山の下の製茶所にもいません。
なので、昼間だけここに来ることもない。
久しぶりの感じ。

妹が、掃除等引き継ぎしてくれていたので、
家も製茶室も、だいたいすぐに使える状態になっている。
助かる。
小紅、いつも本当にどうもありがとう♪

小紅は、製茶所でうぇいうぇいの製茶を手伝っているので、
私もまずそっち手伝ってから、ふたりで山の家に登って来た。
しばらくして彼女は山をおりたので、今はひとり山の家。

はぁぁぁ~~、山は嬉しい。
嬉しいけれど、、、おとぉ~~ん。
おとんが怪我しちゃ、悲しいよーー。

 

うぇいうぇいの方は、ほとんど収穫終了なので、
小紅がこっちに手伝いに来られる?!
やった☆
ひとり製茶は状況的にちょっと厳しいけれど、
「できる助手役」がひとりいてくれるなら、できる、作れる!
よし、おいしいの作って、おとんに差し入れするかーっ♪