もしも私がリスだったら、このお茶を頬袋いっぱいに詰めて、越冬に向かいたい。
春までなんて素敵な気分でいられるのだろう!!!
雪が降っても南国の午後のようにうっとりと、いつまでも素敵な気分でいるだろう。
(20号後)
もしも私が家を作るなら、このお茶のような場所がいい。
毎日大自然の清々しい風に吹かれ、遠くまで見渡して活き活きと生きていられる!!!
空と大地の真ん中で、心はどれだけ大きくなるだろう。
(20号前)
彼らのいた場所が見えるっ!?
そうだ、そうだよ。
この感覚は彼らがいる場所、それぞれ、そのままじゃないかっっ。
わああああーー、びっくりした~~。
お茶って自分の気持ちを伝えることが出来るんだ!!!
すごい、すごい、お茶って凄い。
本当に嘘をつかない。
やっとお友達になれたのかな?
また少しお近づきになれたのかな?
もしも、飲んでくれる人にも見えるようなお茶にできたとしたら、どんなにすごいことだろう☆
わあああーーーーっっっ♪
また目標ができたっ☆
私は飲んだ人がその茶樹が見ている風景がみえるような、そんなお茶を作りたいっっ♪
飲むとその茶樹がいる場所が感じられる。。。実現できたらなんて素敵なの!!!
きっと出来る☆
だって、モノ言わぬ茶樹の言葉に耳を傾ければ、いろんな香りが聞こえてくる。
その声は実におしゃべりだ。
そうか!!!
作り手は、茶樹のメッセンジャーだ☆
老茶樹&生態茶がすごい!!!
それから私、また気づいちゃった☆
気候が変わった。
お兄ちゃん&ふいみんがいた一週間、毎日快晴&毎晩満天の星空、本当に好かった。
一昨夜から星たちは見えなくなった。
昨夜は夜になって突風。
今夜は夕食時の小雨の後、明け方の今まで強風が回っている。
ざわざわと森が騒ぐ、風でいろんなものが舞ってくる、晒青の竹竿がふっ飛ぶ勢い風。
台風の影響。
昼間は昨日同様、雲多く、今日は一日中ほとんど陽光なし。
昨日の天の様子から、雨とぶつかったり晒青が間に合わなくならないように、
今日の茶葉は早めに届くよう、昨夜依頼。
晒青時、時々陽光が照る。
1分程でまた隠れるが、トータル30分はあっただろうか。
明日は怪しいかもしれない、雨が来たらおしまいだ。
今日でラストか。
台風の動きによってはその可能性ある。
回復すれば万歳、ラストなら南山の老茶樹は外せない。
朝からうるさい。
家周りの茶樹を摘んでいる、うぇいうぇいの工人たち。
数十人、おかんもいる。
老茶樹が届く。
雨が来ると危険なので、いつもより早い、手配通り。
老茶樹、素晴らしい、摘めて本当に好かった。
晒青時、怪しい気配。。。おとんがうぇいうぇいの工人たちを連れて、生態茶を摘ませようとしている!!!
ぎゃああ~~~~、何やってんの、やめてーーーっっっ。
危なかった、間一髪セーフ。
しばらくして、おとん、なにか閃いた様子。
そうだ、うぇいうぇいの工人たちをちょっと拝借して、こっち用に摘んでもらったらどうだろう!
おう、そうだ、そうしようそうしよう☆
生態茶、一番最後にしたかったが、今日がラストになるかもしれないから、これも優先。
今年の生態茶は、絶対作りたい。
数名の名人級を選び、生態茶摘む。
あっと言う間に摘み終わり、老茶樹に遅れること1時間、晒青の仲間入り。
そんなこんなで、急遽、本日は老茶樹&生態茶。
おとんの先祖の初代樹と、おとんの初代樹。
スペシャルデー、気合入れる。
今宵は、老茶樹と生態茶と私の、めくるめく夜。。。☆☆
昨日摘まなかったので、今日は製茶室はお休み。
なので、製茶工人もいない。
おとんもいない。
おとんは、晒青の時間になっても来なかった。
大分遅れてやってきて、小路を整備して、ご飯作って、一緒に食べて、また製茶所へ戻った。
製茶中、おとんがここに泊まることは、もうないだろう。
ということで、今夜はこの家に、完全にひとり。
昨秋今春に続き、山の家の一人暮らしが、また始まった。
ひとりお茶を作っていた。
とても集中できる、好い感じ。
この家と茶葉と自分と、三人の感覚。
明日からまた忙しくなる。
後半突入、帰国までがんばる。