愛子 のすべての投稿

シーズン終了がスタート

12℃の成田から、30℃超えの厦門に。
冬の雨から、夏の太陽へ。
日本も大陸も、どちらも昨年とは大違いの気候。
『ここまで暑すぎる、まるで真夏、こんなの今までない。
愛子が来る頃に、最も晴れて気候が好くなる』、と小紅予報。
今年は閏月、農暦6月が2回。

今春から、現地入りのタイミング変えた。

昔と気候が変わっている。
産地の様子も変わっている。
いつもより遅めに製茶開始。

キンモクセイの香りは、鉄観音秋茶からの便り。
出国前、全盛期を過ぎていた。
それでも日本にいるなんて、もう10何年も無かった。
心がざわめいていた。
でも着いたら、こっちの桂花はまだ蕾。
鮮葉もまだ半分以上、成熟していない。

産地の製茶は、ほとんど終わっている。
しかし、私たちのお茶は、これから始まる。
茶葉は、まだ半分が成熟していない。
それでも、産地の製茶は終了している。
どこの山にも、茶葉は残っていない。
どこの家も、のんびりと片付けか、出稼ぎでひっそり。
いつからこんな風になったのだろう。

いつからか、鉄観音のシーズンは未熟のうちに終了するようになった。
でも私は、成熟した原料でしか作らない。
私たちのおいしいお茶は、今から始まる。

17秋鉄☆炒って参りますっ!

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
おはようございます、成田です、これから山に向かいます。。。、毎度~~。(笑笑)

んーーーーーー、、、できなかったぁ・・・。
17秋の出発までにやりたかったことがいくつもあったのだが、
仕上がらないまま今日になってしまった、、、。

16秋ぶろぐ完成 (更新続いているが、まだ途中)
◆16秋《心の隊員》募集 (書き途中のまま)
◆16秋《心の隊員セット》紹介 (ぶろぐ完成してここに繋げたかった)
◆16秋《心の隊員オプションセット》紹介 ( 〃 )
ここまででもやり遂げたかったのだが、、、ダメだ~~、帰国後に延長。

まだあるよ~~~。
◆17春ぶろぐ続き(16秋が完成したら。「福ちゃん」の話しだけでも書きたい、多分今秋に繋がるから。)
◆17春茶葉たち紹介( 〃 )
今春がね、人との繋がりも、茶葉との出会いも、なんともスンバラシくて心に残る☆
しかし、これも帰国後に延長。

◆17秋の《心の隊員》募集
これは山でもできるか!、、、な。
先に16秋をしたかった、だがこの際、17秋が先か?、、、な。

 

ほんと、、、ぜんぜんダメね、、、。
やりたくてやろうとしていることと、行動が、ちっとも伴っていないわ。
自分の能力の低さに激しく失望しそう、、、くぅーーー。

でもね、気付いた?
16秋のぶろぐ が、かなり進んでいます!!!見てくださーーーい♪
それでも、まだ途中。。。完成する日、来るんかいな?(笑笑)

でも、一時は「16秋も17春もお蔵入り?」、なんて思ったけど、
やっと作業めどが立ったの!届けられる☆
どちらも心に残るシーズン、遅れても茶友に届けたい、待っててね♪
先にちょっと、17秋に行ってきます!!!

 

また山に行ける。
本当に幸せ。
好きなことができる、やりたいことに没頭できる。
心から感謝。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。
隊長、がんばるっ☆

隊員のみなさま!
2シーズン分溜まって、3シーズン目に突入しちゃって、ほんと、ごめんなさいッッ。
続々と登場していきますよーーー☆
「心のご準備」を、どうぞよろしくお願いしまーーーすっ!!!(笑笑)

時間です、炒ってまいりますっ♪

16秋鉄♪画像投稿完了

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
こんにちはー、今夏は七夕前から酷暑ですねー。
暑いときは熱いお茶を飲むと、体内の熱が放出されて楽になりますっ♪
冷たいの飲むと一時は楽なのですけど、バテやすくなるみたい。
湯冷ましにしてでもオッケー☆
ぜひお湯を沸かして、鉄観音を飲んでね~~♪(笑笑)

さて、お知らせふたつ。

 

1.16秋鉄♪画像投稿完了

カテゴリー16秋天♪鉄観音を開くと、流れで見られますっ♪

すっかり後回しにされている16秋。
忘れているわけじゃあ、ないのよ。
遅ればせながら、現場画像(カメラ2台分)投稿作業完了しましたー☆
例によって、まだ、「編集中:画像のみ先行公開」~~!!!(笑笑)
ではありますが、、、見てねーー。

ここまで来るのにも作業段階がいくつかあって、
特に16秋はカメラが4台、加えてビデオ一台、撮影者4名。
毎日少しずつ、というわけにはいかず、
まとめて時間が取れないと手がつけられない作業ばかり。
ということで、後回しになっていました~。
実はまだ、ふいみんカメラは途中。。。

ここから、それぞれの画像にコメントや文章を合体させたり
記事を分けたりして行く段階になるのですが、
こっちはもっと時間がかかる。
製茶で言えば、今やっと第一揺青まで終了した感じ、、、かなあ。
でも、こっちは少しずつ進められるので、、、がんばれーー!!

16秋は最後の最後に、「あの絶望的状態」に・・・。
しかしそこから一転、作ろうとしても作ることはない、
想像もしていなかった茶葉に繋がるのですが、
それは、雨で作れなかった前半の連日おとんインタビューがあったから☆

想定外の素晴らしいお茶が生まれる時、それは偶然ではなくて、
関係ないと思われる物事全てが繋がっている。
ただ、どうしてそうなったのか、横にいるふいみんやおとんには疑問みたい。
そりゃそーか、私の頭の中の繋がりだものね。
だとしたら、現場にいない茶友はもっと分からないはず。
その日だけ話しても意味不明よ、もっとずっと前から始まっているから。
部分だけでは肝心なところは見えないし、時間かかっても最初から書くしかないな。
16秋は5種で、いつもの秋より少ないからね、、、がんばろうっ!

その代わり、17春が、いつもの春より多くて、9種よーーー☆
こっちも初日の深夜の「どうしよう・・・」の流れが、後半の盛り上がりと、
感動のフィナーレ(!)に向かって行くのだから、なんか面白い。
大きな感動って、とっても絶望的な状況が、いつもスタートの気がするよ。
まあ、今春の話しは後まわしね。
16秋が終わったら、頑張ろうっ☆

 

2.8月19日(土)&20日(日)は品茶会

数名の隊長組からのリクエストにより、来週末プライベート品茶会しますっ♪
「内容:おとんの山の鉄観音」
一日参加ご希望の茶友、もしもいらっしゃいましたらメールくださいっ!

そこで16秋茶の話題にも触れたいので、そこまでになんとか
16秋天♪鉄観音のぶろぐを仕上げたいーーー、のが目標っ!
いや、動画もあるので「仕上げる」のは無理だわ、、、
でも画像&コメントは進めたい。
そうじゃないと、目の前のお茶の話しにすぐ入れないものね。

本当は《心の隊員セット》まで仕上げて手渡ししたかったのですが、間に合わない。
撮影もまだなので、カードが作れない。
例えカードができていても、私自身がやる作業が完了していない。
撮影は今も、名古屋のお茶怪獣とmireが担当してくれていますー♪
ただ、みんなそれぞれ若い時と違って時間作るのが難しくなってきている。
ここまで来たら、じっくりやるね。もう少し待って下さい。

参加予定のみなさまに、宿題!(笑笑)
コメント&文章がどこまでいけるか分かりませんが、
とりあえず新しい画像はたくさんありますので、流れで追ってきてねーー。
見たことを前提に話を始めますよ~、よろしくっ☆
16秋天♪鉄観音

品茶会、本当に嬉しい。
長く一緒に歩み続けてくれている茶友と一緒に飲めることが、
心より幸せな人生の歓びの時に感じています。
私にとって、大切な人たち、大切な時間。
これがあるといろんなこと頑張れるのね、不思議。
最近は、会場等の問題もあり、公募の品茶会は開催していないのですが、
数名のリクエストがあるとプライベート品茶会は時々開催しています。
品茶会の様子は、お茶端会議室に記録しています☆

 

品茶会まであと一週間!
仕事もこっちも、がんばるかーーーっ♪

17春☆撤収っ!

毎日「編集中」の画像ばっかりで文章が追いつかなかったけれど、
とりあえず画像&簡単な文章ひとつだけでも、現場から発信できたー!
これも、小紅と脱水機(そのうち出てくる!笑笑)のお蔭。
いつものようにひとりだったら、製茶中にパソコンの前に座る時間はない。

でも、最初の方は、文章入っているのよー☆
気付いた?気付いた?
カテゴリー「17春天♪鉄観音」で開くと、最初から流れで見られますっ!
他の日も、これから文章入れる&記事分割する予定。
なので、ぜひ時々「17春♪鉄観音」で開いて前の方も見てみてねーー♪

 

昨日審評しているところに、小紅が山から下りて到着して、
一緒に飲んでもらえた&秋の打ち合わせができた。
私にとっては、これが非常に好かった、理想。
こういうのが大切、そうじゃないと進歩しない。
振り返らないのはダメ、やりっぱなしはダメ。
自分がやったことの顛末をしっかり振り返ることで、
更なるステージが見える、もっとおいしいお茶に近づける。

私のやり方を、小紅には理解してほしいから、
審評を見てほしかった、分からなくても結果をぜひ感じてほしかった。
私は彼女の反応を見たかった。
彼女がどのくらい分かるかも知りたかった。
自分たちがやった結果がどうなったか、振り返って考えて、
全てのつながりを意識して欲しかった。
そしてまた、考えて欲しい。
次はもっと好いものを一緒に作りたい。

 

振り返るためにもきちんと経過を記録することが重要。
人間の記憶は曖昧で、都合の好いことを都合の好いように記憶する、
時に作られてしまう、塗り替えられてしまう。
どんなに記憶力の良い人が、どんなに記憶しようと意識しても、
視覚、臭覚、聴覚、触覚、味覚、五感全ての感覚やひらめきや思考等々、
その瞬間を完全に覚えていることはできない。
印象、イメージが残るだけ。
それではダメだ。
成功も失敗も、正しい原因が分からない。
不揃いのデータでは、見たい結果は得られない。

製茶現場でひとりだと、加工作業も並行するので理想通りに記録ができず、
欠けてしまうことが多い。
感覚は瞬間でどんどん変わっていき、後では思い出せない。
加工作業しているうちに、記録したい感覚記憶が消えていく。
ひとりだと、記録しているうちに茶葉が変化してしまうから
目の前の加工を優先しなければならないことが多く、
記録したい感覚が残せないときがある。
仕方ないが、悔しい。
目の前に現れしっかり手の中につかんだのに、指の間からこぼれ落ちていく。
虫食いの記録では、知りたいことは分からない。

途中で人に勝手に動かされたりすると、全てが台無し、
数日かけた実験結果は永久に出ない。
探っていたポイントが近くまで来ていたのに、遠く離れていく。
調べたかったことは、また一からやり直し。

不揃いのデータ、虫食いの記録、やり直しの連続・・・。
それが、いつもストレスだった。

 

ところが、今春は違った。

小紅のお蔭で、記録に集中することができる。
そのことに気がついた。
私が記録しているうちに、作業が同時進行するのだ。
小紅が、伝えればすぐ、私の手足のように動いている!!
いや、動きのレベルは私より遥かに高い。
だから私は、忘れたくない感覚を脳内で転換や検索して書き留めることに集中できる!!
す・素晴らしいーーー☆
私が書いているうちに、作業も進行するなんて、まるで魔法だ。

小紅とふたりだと、回転が早い。
一度教えれば記憶に留まり、翌日以降も継続する。
説明すれば理解しようと努力し、自覚し、一緒に考えてくれる。
若い、体力がある、真面目、働き者、きれい好き、うるさくない、客がいない。
現場が日々バージョンアップしていく。
やりたいことがやりたいように進んでいく。

泣きそうだった。

 

行かない予定が、ある日風が吹き、その香りに持ち上げられるように、
急に山へ行こうと、ふわりと思った。
作れなくても好いと行ってみたら、
いくつもの「追い風(※追い追い書いていきます!)」が待っていた。

もしかしたら、やっと、やりたいことがスタートするのかもしれない。
もしかしたら、やっと、その位置に来られたのかもしれない。
これからだ、これからやっと、できるのかもしれないっ☆
17春、そう感じた。

 

謝々、17春♪
特別感謝、小紅♪
おとん、秋までにしっかり治してねー♪
見ていてくれた茶友のみんな、本当にありがとうねー♪
17春、撤収っ!

16秋を品茶しながら

※16秋《心の隊員》の募集はまだです、帰国後募集しまーす☆

製茶ノート170522より抜粋
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おいしい♡(※ビッグハートマーク)

「完熟」した鉄観音がもっている豊富な物質が、
適切な加工によって最大限にひきだされている、
そういうお茶が好きだ!!

「その瞬間」でないと出せない特別な香気や味わいは、
鳥肌が立ってくる程、おいしいと体が喜んでいる。
理屈じゃない、細胞が喜ぶ。
生きている実感、生命を堪能。
それが、「おいしい」という感覚。

分析を超えた次のステージ・次のおいしさ、が広がる。
人間が分析できる範囲を超えた次元のおいしさ。
それを鉄観音は見せてくれる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

到着した翌日、おとんの山の家で16秋を品茶しながら、
こんなこと走り書きしていた。。。
いーな~、入っているなーーー。(笑笑)

16秋は、《心の隊員》募集する前に17春が始まって、
ちょこ~~っと順序入れ替わっちゃっていますが、
きちんとお披露目しますので、気長に待っててねー♪

国宝

9種仕上がりましたーーー、ひょおーーー♪
しかも、大物ばっかりよ☆
もう、老茶樹専門!?
そこにきて、どの日もその日の条件の中で私の希望に近い状態で加工が進められた☆
それが嬉しすぎる。

『1種でも、少しでも、作れたら好いなあああ~~~!!!』
って出発したのに、ぜんぜん違うじゃん。
『優先は、16秋の続き!』は、どうした??
まあ、そんなものよね。。。(笑笑)

小紅のお蔭です。本当に。
彼女が手伝ってくれたから、こんな風にできた。
彼女がいなかったら、こんな風には作れない、
小紅がいなかったら、こんなお茶たちに出会うことはできなかった。

製茶中(晒青観察中)、小紅が、
(「秘密の倉庫」の存在知っている数少ない人間だから)
『あれみんな、本当の「国宝」だ。。。とっくの昔にどこにも無いもん。
今作っているのも、「老鉄」になったら、どうなっっちゃうんだろう?!
あれは家人以外誰も知らない、親戚にも絶対知られちゃダメ。
愛子ぅ~~、もしも将来お金になったら、少し分けてくれる?』
と言ってきた。(笑笑)
「もちろんだよー!もしもそんな日が来るんだったら、いくらでもどーぞどーぞ♪
だってあなたも、その『国宝』を一緒に作っているんだものっ!」
『(ニコッ)愛子っ!秋は絶対、もっと好いお茶にしなくちゃいけないっ!』
「そうだね、だって『国宝』だもんね☆」
と、将来国宝になる茶葉の横(笑笑)で笑いあった。

『わたしは、なんの学もない、文字も読めない、言葉も標準じゃない、
他になんの仕事もみつからない。私にはこういうことしかできないから。。。』
と、製茶中私が褒めると、小紅は時々そう言うけれど。
私は彼女の存在こそ「国宝」だと、この春思った。

安渓でおとんと再会

最後の茶葉を収茶して、
ひとり審評して、
おかんが絞めてくれたあひる食べて、
小紅とふたりで山仕舞いして、
全ての茶葉を小紅に預けて&挑梗を頼んで、
おかんと小紅が朝から作ってくれた山盛りのちまきを持って、
山を下りました。

安渓でおとんに会えました、元気そう!
とりあえず、よかったよかった♪
さっそくお茶。
だまって取り出したのは、「初めましてのあの老茶樹」。
どんな反応か見てみたかったー。

『!!!』
『独特☆』
『初めて飲む味だ!これは一度も飲んだことない!!』
「好き?」
『当然だよーーーー』
『ほら見てごらん、何煎淹れてもずっと変わらない!甜い!』
『これどこの?』
「(家の上の)大松杉の下の老茶樹」
『やっぱり!!!飲んだことないはずだ、あそこは一度も単独で作ったことがない』
「これ、好い?」
『当たり前だよーー、こんなのどこにもない!』
「どこにもないから好い、ってことでもないじゃん」
『これは違う。秋も作ろう、秋茶はもっとおいしいぞ、わーいわーい♪(想像中)』
「わーいわーい♪(想像中)、一緒に作ろうねっ!」

ふたりでお茶飲みながら、
パソコンで製茶の画像を最初から追いかけながら、
『わーきれい♪ みんな完熟だ!そうだよ!こうでなくちゃ!
自分もそうだった、父親(おじい)もこうだった。
今のはみーんな未熟なうちに摘んでさっさと終わってしまう、
ぜーーーんぜん違う。』

成熟度、季節、加工、どんどん変わってきてしまっている、等々。
ああだの、こうだの、どうだの、お茶談義。
いつまでも終わらない。
おとん、そろそろ寝なくちゃ、また明日。

明日はふいみんが来る、3人で一緒にお茶飲めるっ♪