月別アーカイブ: 2023年11月

丁寧なお茶

丁寧なお茶を作りたい

丁寧なお茶が飲みたい

丁寧の先に生まれるお茶が好き

 

 

雑なのは嫌だ
がさつなのは嫌だ
強引なのは嫌だ
無理矢理なのは嫌だ
手抜きなのは嫌だ
適当なのは嫌だ
汚いのは嫌だ
不潔なのは嫌だ
騒がしいのは嫌だ
慌ただしいのは嫌だ
無神経なのは嫌だ
無思慮なのは嫌だ
無責任なのは嫌だ
いい加減なのは嫌だ
だったら作らない方が好い

天地に逆らうのは嫌だ
茶葉の声を無視するのは本当に嫌だ
見ていて辛い
側に居て痛い
飲んでキツい
だったら作らない方が好い

 

 

天地の波を感じ
天地の波に乗る
その大船に身を委ね
そのリズムに合わせる

茶葉の声を聞き
茶葉の声に耳を傾ける
その音色に包まれ
共に進む
ゆっくりと
ゆったりと

心を澄ませ
天地の流れを読む
星の瞬き
風の動き
虫の響き
静かに
時間をかけて
少しずつ

天を愛でるように
地を慈しむように
ひとつひとつ
瞬間を尊び
ひとつひとつ
心を添えて

 

 

その先にだけ出会えるお茶がある

宇宙から降り注ぐ星星たちのように
無限に姿を現しては輝きを変えていく香りたち
地球から湧き出でる泉水たちのように
無数に姿を現しては深みを増していく味わいたち

たった一度だけ
その日だけの
天と地と人の合流
一世一度のご縁

感じられないなら
感じて作れないなら
作らない方が好い

 

 


作れる
丁寧に
思うように
嬉しい
嬉しい
奇跡に感じる
この時代に
ありがたくて
ありがたくて
心が満たされる

 

 

丁寧の先でしか生まれない美しさ
そういうお茶に惹かれる

丁寧の先でしか現れない香りや味わい
そういうお茶が飲みたい

丁寧の先でしか出会えないおいしさたち
そういうお茶をもっと作りたい

もしも丁寧に作れなくなったら
きっと私は
作るのをやめるだろう

茶樹の気?

愛『おはよう茶樹たち、目覚めたね、蝶龍山が動き出した。。この香りがね。。。』

朝日を浴びて、朝露びっしりの茶樹から水蒸気が上がって、「けむり(※湯気
)」になって動いている。
なんと幻想的。。

私は初めて見たけれど、愛子は昔からここではよく見ると言っている。いくつかの気象条件が重なったときに見られるそうで、特に秋茶の頃に多く、今日は少ない方ですごいときは一面が湯畑の「湯けむり」のようになるのだとか。ほえ~見てみたい。

え?なになに?愛子がよく言っている『茶樹の気配』を可視化できるとしたらこの『茶霧に似ている』って?この「けむり」の動きに似ているの?

こっちから「けむり」が上がったと思ったら、すぐに消えて別の樹から「けむり」が上がる、まるで生き物のように動くのを、たまたま終わりかけの少しですが撮影に成功したけれど、わかるでしょうか??

映像1:朝露が茶霧に変わる頃
https://youtu.be/STFT6LY1BZM

映像2:茶霧
https://youtu.be/DrRQN_6-hP8