幻の龍井茶:中国茶コラム集 Click Here!
中国茶 コラム エッセイ集
Click Here!
幻の龍井茶
幻の龍井茶   桜の緑茶   目魚   中国のインターネットルーム   山好、水好、茶好!   野鴨茶   偽龍井茶
碧螺春のおこげ   非典騒ぎから見た中国   春天:緑茶の旅に向けて♪
《晩ご飯っ!...お茶屋さんで》
杭州のあるお茶屋さん、3年来のお付き合い。

今じゃもう、杭州のお父さん・お母さんと呼び、その家の長男長女とはけんかしたり、ふざけたり。

お父さんとお母さんは、龍井茶の先生...と言った所。(龍井茶の専門家なの。)

いろんな所でもらったサンプルや、少しづつ買い集めたお茶葉を持って行っては、お茶の品評会を開き、龍井茶について事細かく教えて頂いている場所。

「さあ、どの茶葉が、どうにせものでしょうか?」

これは毎回のテーマ。

一日に一回は必ず顔を出して、いや、ご飯を食べに行ってるって言っても良いのかも(!)

「自分の家と思いなさいっ!」

家族全員が言ってくれるその言葉通りに、本当に親しい親戚の家にいるみたいに、龍井茶を片手にまったりとくつろいでいる。

何ヶ月も旅をしていていたり、留学生として数年間生活していたりすると、知っている食材や料理も多くなるけど、場所によって食材の呼び方も変わる広い広い国。

(あぁ、目魚の話したい!でもそれはまた今度・・・)

気を付けないと、毎日の食生活はパターン化してくる。ちなみに杭州でのお気に入りは楊州炒飯(五目チャーハン)と東ポウ肉(豚角煮。ポウ:漢字が打てない!)とジュンサイスープ。自分で言っちゃうのもなんだけど、いろんな中国料理を食べてきたつもり。

でもっ!

毎日のように杭州のお父さんとお母さん家族と食事をしていると、どんどん出てくる、珍料理(!)

今まで見た事も聞いたこともない食材や料理がいっぱい。しかも、おいし〜!!!!!

「自分が一番上手に作れるっ!」

と言って、全員が競って調理をする。


やっぱり家庭料理が一番だね〜。自分の家じゃないのに毎回、ご飯おかわりしてるし・・・

どんな高級料理店でも味わえない本場の中華料理を毎日食べている私は何て幸せ者なんでしょう。

今日は道端で、今更、体重を測りました。


《目魚》
目魚、って漢字を見て何を想像する?これは何だと思う?

3年前に友人と中国に来た時どこだったかなぁー 南京の近く!地名が思い出せない。

レートも今より200元以上よかったあの頃。ホント田舎の小さな町で、毎日毎日天気は悪いし、疲れて食欲無くて、一番良いと思われるホテルの最上階でやっているビュッフェを食べに行ったの。

そこで見た、フルーツポンチと思われるデザートの中に薄く切ったイカのような白い物体!

何でフルーツポンチにイカなのよー!と爆笑しながら味見をしてみる私たち。

んん...?なんじゃ?この感触は...どうも違う!

イカじゃない。

ゴム?いや、歯で切れる。

なんだこりゃ?

ウエイターを呼んで、これは何?って聞いてみたら一度厨房に戻って、しばらくして戻ってきて、目魚って言った。

目魚?何?

 海の中にいる。
 魚、じゃない。
 タコ、じゃない。
 イカ、でもない。
 海草、でもない。
 海蛇、でもない。
 亀、でもない。
 貝、でもない。

どんな状態で保存されてるのか、他にどんな料理があるのか、紙とペンを取り出して思い浮かぶそれらしき絵を描いてみる。

三十分後・・・

それがイソギンチャクだと知った私たち。フルーツポンチ=イソギンチャク

それは?どゆこと?

時は2002年、春。場所はここ、杭州。

目魚にまた出会った。

すかさず、値段も見ずに注文。

出てきたのは白い球状の食べ物と卵を割り落として蒸した?物。

イソギンチャクと思い込んで食べたが・・・・


しょっぱーーーーい!

しかも前と違う!


すかさず、ウエイターを呼ぶ。これ何?

ジェスチャーでイソギンチャクの物真似をして伝えるがどうも違うらしい・・・

じゃあ何?

何だったと思います?

タコ。
タコのどこ?脳?違う。一体どこなのよー?
未だに解らない目魚とは何なのか?

杭州ではタコの事を言うのは分かったがあの時食べた、フルーツポンチの中に入っていた物は何だったんだろう?

あの時の、あれもタコ?

フルーツポンチ=タコ

わからない・・・・

そして、値段も見ずに注文したその奇妙な食べ物は20元もした!

一日の食費を使ってしまった・・・

当サイトで用いられているコンテンツ(文章・画像・技術など)を無断で複製・転載・転用することを禁じます。
Copyright© 2001-2004 ChinatyParty. All rights reserved. : Email