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2003夏天:芸術茶前編
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《芸術茶》

《芸術茶》という呼び方は、私が勝手に呼び始めたの。

いろんな意味で、他の工芸茶と一緒にできないお茶だと思うから。
黄山のお父さんも6代目も承知しているから、大丈夫♪

黄山のお父さんと6代目は、今年から《康芸茗茶》と呼び始めた。
昨年あたりから、新しい呼び方をどうしようか考えていたの。

健康に好くて(中に入っている花などは漢方薬としての作用がある)、
芸術的で(いかに美しく表現し、飲む人にとって楽しんでもらえるか)、
お茶としておいしくて(お茶だから原料緑茶には特にこだわっている)!

これまでの呼び方はどうするの?
別名として使っても大丈夫?
はっきりさせたら?
また変わるかも?
だから《芸術茶》がいいってばーーー!(笑笑)

《芸術茶》じゃ、中国でピンとこない? 
《康芸茗茶》じゃ、日本でピンとこないよ!
日本では《芸術茶》でいい? あっ、そう。
なんだかなぁ。。。
芸術茶

《芸術茶の品茶》
始まりました、今年の《芸術茶》品茶会〜♪
さあ、いってみよう!
みんな特級の中でも一番いいやつだよーーー。
(同じ名前の芸術茶でも、特級・1級・2級・3級とあるの。
そして、各等級の中でも更に、、、。)
芸術茶の品茶

《双喜臨門》 新発明♪
双喜臨門
おっ、おもしろい形になったね、春のサンプルからまた変化している!
いや〜ん、千日紅ね、きれいきれ〜い。

草草『あれ? ちょっとこれで突っついてみて。』(草草=6代目の奥さん)
愛 「うんっ。つくつんつん、、、と。おお〜、飛び出てきたー。」

千日紅の甘みがいい感じ!
双喜臨門 双喜臨門

《双花嫁茗》 新発明♪

双花嫁茗
6代目『事務所に置いといたサンプルだから、ちょっと色変わっちゃたよ。』
愛  「うん、分かった。それでいいよ〜。」

菊とバラがひとつづつね!
あー、写真撮る前に、バラのピンクがなくなっちゃたぁ。
バラの花は、お湯さすと色が消えちゃうんだよね、でも味はしっかりバラの花!

双花嫁茗

《夢筆生花》 新発明♪
夢筆生花
愛 「あれ? これ花が入っていないの?」
草草『ん? そんなことないと思うけど。。。』

2人で、つんつん、、、つんつん、、、あれれ? やっぱり入っていない?

草草『6代目はどこ?』
愛「あれ? どこかへ消えた。」

愛「お父さんに聞いてみるの?」
草草『うん、電話してみる。』

草草『もしもし? 《夢筆生花》って花入っていなかったっけ?』

草草『愛子ぅー、入れていないって!』
愛「わかった!」

紐も使ってないのね、、、茶葉が元の姿に戻っていくよ。うふふ。
芸術茶の中で、初めてのスタイルね!
夢筆生花

《孔雀開屏》
孔雀開屏
はーい、孔雀さん! 今年もきれいだね〜。

愛「あれ? 昨年より立派になっているね。」
6代『もちろんだよ! 毎年毎年、少しづつ進歩していかなくちゃ。』
愛「湯色もきれい♪ この茶畑は毎年いいね〜。」
孔雀開屏

《宝扇茶》

宝扇茶
やっぱり、昨年と同じで、これはいい!
青梅花の味と香りがいいよ。杏仁っぽいのがお茶と合っている。
青梅花を使ったのは、今年もこれが一番好きな味。
3年前は、こんな味してなかったよ。。。(笑笑)

宝扇茶

《海貝吐珠》

海貝吐珠
6代『《海貝吐珠》はとにかくニセモノが多い。』
 愛「そうだね、特に多いね。」
6代『あれじゃ《海貝吐珠》じゃなくて、《海貝吐絲》だー! はっはっはー。』
 愛「ぶっ、、、はっはーっ!」

 愛「シンボルマークになっているだけあって、これも好くなっているね。」
6代『ふふん、そりゃ進歩しているさっ。』

海貝吐珠

《緑明珠》
緑明珠
 愛「あれ? これ形変えたの?」
6代『どれ? ああ、2種類作ってみたんだ。』
 愛「こっちがいいよ! この先っぽがいい!」
6代『欲しかったら、そっちをあげるよ。』
 愛「でもさ、同じ名前で形が違うって、ややこしくない?」
6代「問題ない!」
 愛『あ、そう。。。(笑笑)』
緑明珠

《緑鴨戯水》
緑鴨戯水
昨年の発明《野鴨茶》が、こんな素敵な名前をつけてもらってる!
も〜、誰かと思ったじゃないのよーーー。(笑笑)
 
 愛『うわーーー♪ くちばしの形が鴨そっくりになっている、きゃー♪』
6代「ふふんっ。」
 愛『昨年は、孔雀のくちばし借りていたのにね、あははっ!』
6代「どんどん進歩しているんだ!」
 愛『はいはい・・・』
 愛『ねぇ、、、くちばしのここにさぁ、、、。』
6代「???、、、あ!」
 
6代&愛 「鼻の穴ーーー♪」 ぎゃははーーー。

 愛「来年は、絶対付けてよ〜!」
6代『そうだっ、そうしよう! そりゃ、いいや!』
緑鴨戯水

《美女茶》 新発明♪
美女茶美女茶
うっ、、、なにこれ! ぎゃははー、楽しい〜♪
美女? フラダンス? ふふ、みんな顔の表情が違うよ。
おっ、あなたいい表情してるね!

よし、並べちゃおう。。。ランッ、ランッ、ラン〜ラ、ラン〜ラ、ランッ。
6代「はははー、なにやってんの?」
 愛『フォークダンス〜♪』
6代「ほ? ほ? なに?」

 愛『ちょっとー、美女が「助けてーっ。」て叫んでるよぉ。』
6代「はっはっはー。細いコップ使えば、ちゃんと立つよ。」
 愛『大きいコップ使っても、立つようにしたら、もっといいのに。』
6代「うん、難しいけど来年は考えよう。」
 愛『そう、進歩、進歩、ね!(笑)』
美女茶

《茗mei生輝》
茗mei生輝
 愛「あ! すごく好くなっているね。」
6代『ふふんっ。』
 愛「昨年と全然違うじゃん、いいよ、いいよ。」
6代『これもニセモノが増えてきたから、こっちは真似できないものを作るんだ。』

 愛「これだったら、昨年のお茶ともはっきり区別が付く!」

ああー、やばやば、、、話しているうちに、また色が薄くなっちゃたぁ。
茗mei生輝

《衛星茶》
衛星茶
 愛「え? これ今年の《衛星茶》? いや、本当に好くなっているよ。」
6代『ふふんっ。』
 愛「全体的に、重量感が違うもん。」
6代『そりゃー、、、』
 愛「毎年毎年、進歩ね!」
衛星茶

《金元宝》
金元宝
中国の昔のお金の形よ!
ああ、、、グラスが小さすぎた。
ごめんねぇ、狭くてきついよね、思いっきり開けないね。。。
金元宝

《金魚茶》 新発明♪
金魚茶金魚茶
でたぁー、金魚! うくくっ、、、。(笑笑)

 愛「あれ? 春のサンプルと違う! 背びれが付いた〜!」
6代『ふふんっ、ちょっと変えたんだ。よくなったでしょ?』
 愛「うん! でも尾びれが小さくなっていない?」
6代『そう?』
 愛「うん。」

 愛「ちょっとー、これお茶の味が薄いよぉ。」
6代『種類ごとに味変えているんだから。みんな同じだったら意味ないでしょ。』
 愛「でもぉ、ちょっと薄すぎない?」
6代『どれ? うん、、、そうかも。』
 愛「尾びれ、春みたいに大きくしたら? 頭も沈んでいるし。」
6代『来年だね。。。』
 愛「がんばってー!(黄山のお父さーん!)」

 愛「なんで金魚なの! 中国人、金魚好きだよね。縁起もいいし。」
6代『日本人は海鮮が好きでしょ?』
 愛「・・・?」
6代『だから、日本人も好きになってくれるはず!』
 愛「金魚海鮮ねぇ、、なんか違うような、、、ま、いっか。(笑笑)」
金魚茶

《錦上添花》
錦上添花
やっぱり《錦上添花》は、いいね〜!
毎年、すごく気合いを感じる。
今年も、すっごくボリュームアップしている。
菊の花も相変わらず好い花使っているし。

6代『ふふんっ、明日もっとすごい《錦上添花》飲ませてあげるよ。』
 愛「もっとすごい? これ一番いい特級じゃないの?」
6代『商品じゃなくて、サンプルで作ったんだ。』
 愛「えー、どんなの?どんなの?」
6代『まだだれにも飲ませてあげたことないんだ、びっくりするよ〜。(笑)』
 愛「え〜、今ないのぉ?」
6代『冷蔵茶庫の中だから、明日っ!』
錦上添花

《鳳凰生dan》
鳳凰生dan
おぉーーー!
鳳凰がきちんと立つようになったし、頭と尾の区別もはっきりしてきたね。
後ろから、ぽろんっ・・・って卵が転がりだすの。
サンザシの実よ。。。あれ、写ってないや。。。
鳳凰生dan

《龍鳳嬉珠》
龍鳳嬉珠
あれれ? 紅茶みたいな甘みがするっ!

 愛「ねえ、ねえ、なんでこんな味がするの?」
6代『どれ?』
 愛「薄く紅茶みたいな味と香りがするよ、色も。」
6代『みんな茶畑変えてるからね、これは中に入っている種類も多いし。』
 愛「ああ、菊と青梅とサンザシだもんね。」
6代『それぞれが一緒になると、不思議な味になるんだ、一種の漢方だしね。』
 愛「他のとまた違って好い感じだよ!」
6代『ふふんっ。』(嬉しそう!)

セットに入れたいなぁ、、、でも、これ高いんだよねぇ。(悩)
龍鳳嬉珠

《前半終了〜♪》
さあ、いくつ分かりますか〜!(笑笑)

グラスが足りなくて、いくつか捨ててしまっているの。
あ〜、もったいな〜い。。。

このあと、黄山のお父さんとおしゃべりしながら、
いろんな《芸術茶》誕生のストーリーを聞かせてもらったけど、
ところどころ意味不明(方言が分からなくて)。。。
確認しようとしても、もうひとりで乗っちゃって乗っちゃって
身振り手振りで話がどんどん進んでいっちゃうから、聞き逃したことばっかり。。。


まとめて6代目に聞こ〜、っと!
芸術茶
●後編へつづく>>
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