明日(今日)は運命の日♪
いよいよ翁家山の予約してある芽、獅峰龍井の一番茶摘みの日です!!
梅家塢の芽はまだ数日先です。確認しました。
朝早い、寝ます。
隊員到着〜!
《運命の日♪》
ああ、どうしようどうしよう!
今日、摘んだ場所は高山老蓬の6箇所の畑。。。
大変なことになっちゃった。。。
《高山の老蓬もいろいろ!》
一日中太陽が当たる高山の茶樹は、一般的には非常に条件がいい。
芽も、他の高山老蓬より早く出てくる。
でも、雨がなかった昨年の夏の影響で例年より細く痩せている。
当然、芽も細く痩せぎみだ。
こういう芽は、どちらかと言うととても香りの高い龍井茶になる♪
しかし、この場所の一番摘みの芽は手放しました。
『要らないね?』って、作り手さんと確認しあいました。
だってね・・・その日は雨の中での茶摘みだったの。
それにね・・・その芽よりも次に摘む芽の方がおいしいんですよ〜!(笑笑)
比べて日照時間が短かめの高山山間斜面の畑の茶樹は、少し遅れて発芽となる。
でも、今年の中では茎は太くしっかりしている。
当然、芽も太くしっかりとしている。
こういう芽は、どちらかと言うととても味わいの深い龍井茶になる♪
痩せぎみなのは、香りは高い、けど、味わいは薄め。
太りぎみなのは、味わいは深い、けど、香りが薄め。
条件が近い芽で比較した場合の、一般的な話としてねっ!
《蘭か? 栗か? 青豆か?》
素晴らしい龍井茶の特徴はたくさんある。
代表的に共通しているのが、よく言われる蘭の花のような香りと、板栗(栗)のような味わい。
これは、泡茶しないで仕上がりの茶葉をそのまま食べてみても分かる。
特に龍井のような炒り方をした緑茶は、そのままひとつの芽をつまんで食べてもおいしい。
かすかに香ばしく、甘みが残り、後味がとても好い!
たったひとつの芽でいろんな味わいが広がって。。。
あぁ、、、龍井茶、、、素晴らしい〜っ♪
高山の老蓬には、他の龍井の茶樹には出せない香りと味わいが存在する。
出始めの高山の芽には、よく言われる板栗の味わいというより、
どちらかというと青豆のようなすがすがしい春の自然を感じる味わいもある。
香りと味わいがとても高い!
これは絶対に他では真似ができない。
お茶葉は、本当に嘘をつかないね〜っ♪
《龍井の品種》
龍井には4種の品種があるが、大きく老蓬と新蓬の2分類。
農家の人は、新蓬の中にも4種あると言う。。。どういうことだ?
主流で栽培されているのが新蓬、龍井43号。
老蓬の中にも2種類ある。
おっとっと、、、品種の話をしだすと長くなるので、また今度っ!
《出始めの高山の老蓬、どう仕上げる?》
ただでさえ少なくて貴重な高山の老蓬の出始めの芽を全部、
(全部、って言っても山ごとじゃないよーっ!・・・笑笑)
大きさを揃えて摘み、畑の位置ごとに分けておき、
それぞれの味わいの特徴を引き出すために、
作り手さんと相談しながら炒り方も微妙に変えて
それぞれ釜炒りしていただきました。
艶や緑を濃く出すのか?
それとも伝統的な色合いに仕上げるのか?
評価の高い形にするのか?
それとも伝統的な形に仕上げるのか?
外形を優先するのか?
それとも味わいを優先するのか?
味わいを引き出すことを優先するのか?
それとも香りを引き出すことを優先するか?
途中途中で、どういう感じに仕上げようかと形や色合いもチェック。
仕上がっていない状態の味わいも品茶してみて、
条件が違う区画の高山の老蓬の芽がそれぞれどんな特徴を持ち、
その後どうすればどんな味わいに仕上がっていくのか・・・
それを飲んでみたかったの〜♪
でもね、これはすっごくすっごく面倒なことなんです。
摘む人、炒る人、全員の協力が必要です!
付きっきりでチェックし、相談しながらお願いしていく私たちもあっちへこっちへ忙しいのだぁーーー!(笑笑)
《往復2時間200グラム!》
午後の初めに私たちが担当した斜面は、往復2時間かかるの。
1回山を降りて、龍井村を通り抜け、そこからまた登り始める。
そこまで5人で登って今日摘んだ茶葉も、仕上がりは200gにも満たない。
畑の大きさにもよりますが、出始めはこの位の量がやっとなんです。
摘んだ芽が一鍋分に満たないのではないかと、私も小鬼もがんばって摘みましたっ!
ここの芽で作った龍井に、特に青豆の味わいが出たのーっ!
やったーーー♪
その次に摘んだ山の上の日当たりの好い場所では、
既に2〜3回は摘んでいますが、まだまだ第1蓬がある状態。
条件としては大変好い畑です。
ここも、今日の仕上がり分は200gがやっとでした。
この2箇所の畑の芽で仕上がる龍井の味わいが、特別に好きなのっ♪
混ぜずに分けておきたいなぁ・・・
でも、篩ったあとは200gに満たないからなぁ・・・
すぐ飲んでなくなっちゃうよぉ・・・
帰国するまで残っているかなぁ・・・
このままじゃ欲しい方にも分けられないよぉ・・・
さあ、どうしようか?
やっぱり、愛里&小鬼でブレンドするしかないでしょう!
そうだよっ!
混ぜた方がもっとおいしい味わいになるしね〜♪