根性の碧螺春について
東山のおとんの碧螺春は、全鍋が伝統法製茶の茶葉です。
碧螺春後の「炒青」と呼ばれる原料も含め、おとんは伝統法でしか作りません。
茶樹の剪定から始まり、炒茶鍋の火力も自分で準備した果樹柴を使い、
火力調整にさえ電力を使わず、茶樹のみならず果樹園全体管理のなにから
なにまで、一年間通して原始的とも言える手作業が基本です。
おとんのメインの仕事は果実を作ることなので、その茶樹は茶畑ではなく、
複合果樹園の果樹たちの中で育っています。
中国全土探しても、こんな「原料」と「技術」の茶葉はみつからないでしょう。
そこまでの作り手は、村の中でも、現在では見かけなくなくなりました。
おとんは、それを現在でもひとり実行しています。
おとんの果樹園は、多くの果樹園が集まる山の中でもすぐに分かります。
年間通しての手入れの好さ・高い技術・こだわりようが、ひときわ目立ちます。
現代の市場から見れば、『量産できず極めて非効率的』でしょう。
そして、村人たちからさえ『古く面倒で非文明的』と言われます。
しかし、そんなおとんだから「あの碧螺春」の製茶が可能になります♪
周りの変化に流されないその一匹狼のような飄々とした仕事ぶりは、いつも実に楽しそうで、
体力的に辛い製茶の日々にも、毎晩一鍋一鍋少しずつ仕上がる手の中の小さな茶葉たちに、おとんの笑顔はいつも輝いています。
決してぶれない大きな一本筋が大地としっかり繋がっているように感じます。
「東山のおとん」と「祥華のおとん」。。。似ています~。
ふたりの作り手。。。「現代の中国では」理解され難い『変人』。。。(笑笑)
あの伝統の碧螺春を残したいっ!
おとんが元気でいる限り、私は一緒に炒茶したーーーいっっっ!!
おとんの【碧螺春】を、「あの碧螺春」を、いつまでも飲みたいっ♪
数年後に改めてそのすごさに気付く。。。感動の緑茶がここにあります。
《心の隊員》が一心でも多く集まってくれますように。。。