« 安渓だ! | メイン | 帰国しましたっ! »

心の隊員を探して。。。

隊長、安渓で行商(?!)しています。
等価交換しているだけだから本当の行商じゃないけど、
まあ内輪でそう呼んでいる。

心がちぎれそうだよ・・・。
次につなげるため・・・耐えろ。耐えるんだあああーーーっっっ。ビシッ!!!


今秋、とんでもない茶葉ばかり揃ってしまった。
年々拍車がかかっている。
ほんとにもぅ。。。毎年毎年、一体私はなにをやっているんだ。。。

今秋は「生涯もの」がいくつかある。
しかし、これらについてはちょっと検討中。
「おとんの鉄観音」からは番外編。扱いには気をつけなければならない。

07秋、おとんの鉄観音。
本当に素晴らしい。。。唖然。。。呆然。。。だよ。
本当にすごいよ、嬉しくてたまらない。。。うししししーーーーーー♪

いや・・・だから・・・。
喜びに浸ることは、これから先、いくらでもできる。
帰国したら、茶友に届けて、ともに飲んで、抱き合って、笑い転げて、歓喜の
声をあげ、誰にも遠慮せず大きな笑顔で叫び、心から喜び合いたい。
そのためにも、先にここで、私にはしなければならないと決めたことがある。

今秋私がキープしたおとんの鉄観音。
どれも手放したくない、だがそうはいかない。
資金が足りない。

全種、おとんの伝統茶だ。
その1種1種は、製茶現場にとって非常に少量だ。
しかし、全種を合わせれば個人消費量としては多い。



人間の都合で素晴らしい茶葉が仕上がるわけじゃない。
個人の必要量だけ素晴らしい伝統茶を仕上げることなんか不可能。
好い原料が来た時に、球で製茶しなければ、その一杯にもめぐり合えない。
どの日にどんな球がどのくらいの量仕上がるか、やってみるまでわからない。
シーズンが終わるまで、全体像は見えない。

今年は、出発前に《心の隊員》がいてくれた。
そのことが、大きな心の支えになっている。
だが、出国後はほとんど増えていない。
私たち+仲間(《心の隊員》含めた茶友たち)。。。まだまだ足りない。

毎回毎回、資金の問題が自分たちの首を締める結果になっている。
飲みたくても続かない。
しかし、自分が好きではじめて自分でやったこと、自分で始末をつける。



ここ中国で、ここ安渓を拠点にし、秘密裏に《心の隊員》を探している!!
これは、いままでにもやってきた、毎回。
今夏の愛莉花茶も、福州で。

中国人と日本人のお茶に対する感覚は、大きく違う。
基本からまるで違う。

中国での《心の隊員》は、数人だけでいい。
その数人で、全体半量の茶葉があっという間に等価交換で現金化する。
不足分、おとんに支払いできる。

おとんは、『中国でこれらの茶葉は決して出すな、○○される。』
『日本人の方がきっと××が分かる人が多いはずだ、日本に持って帰れ。』
毎年そう言われる。
現在の中国を見ればうなずける、そしてこれから先はますますそうなるだろう。
私だってそうしたい。

ここまでの素晴らしい伝統茶鉄観音、将来は飲めなくなるだろう。
その将来が、いつ突然やってくるかわからない。
いつかは分からないが、その足音は確実に近づいているのを感じる。
今秋手にした茶葉たち全て、何十年先までも、生涯をかけて飲みたい。

しかし・・・それよりも譲れないことがある。
『お茶代は何年先でもいい』とおとんは言ってくれるが、それだけは嫌だ。
それだけはしない。絶対に。



おとんの言う意味は分かる。
だから人選はする。
《知音》の中国人のみに連絡している。

彼らには、おとんの鉄観音、おとんの伝統茶、見ただけで分かる。
彼ら自身が、その香りを、その味を、現代でのその価値を、知っている。
個人で飲みたがっている。
いつでも連絡を待っている。
《知音》=《心の隊員》。

心当たり。
安渓内(大坪・西坪、等)で数人、鉄観音及び他種の茶農家主人。
外地(上海・厦門、等)で数人、実家安渓内の鉄観音及び他種の茶農家。

おとんと同世代か、それより上の世代の人たち。
或いは、その実家で生まれ育って今は街で商売をしている私と同世代の
子息たち、彼らは実家につなげる。
この鉄観音の味を知っている人たち。
飲みたいと心底求めてる。

彼らは、今でも鉄観音を作っている。
しかし、彼らにはもうおとんのような鉄観音を作ることができない。
手に入れる方法もない。

彼らも昔はこういう鉄観音を作っていた。
しかしもう作ることができない。
作れる知り合いもいなくなっている。
どの種類でも好い、愛子が要らない種類で好い、産量多かった種類で好い、
なにがどのくらいの量でも好いからと、毎年連絡をくれる。

おとんの鉄観音、もう今ではどこでも見つからない。
オーダーしないと無理。
オーダーしても実現は難しい。
オーダーできる人がいなくなっている。
環境・原料・技術がない。


今秋の07秋鉄観音、質量(品質)が高い。本当に素晴らしい!!!
安渓内多くの産地、9月に雨、それでも昨秋より平均して質量好い。
おとんの家近辺、標高高い、9月雨ほとんどなし、もっと質量が高い。

中国でドナドナ・・・。
悔しいよ。
手放したくないよ。
けれど、おとんに茶葉代を払わずに私は絶対に日本には帰らない。
半分以上ドナドナすることになっても、また来年、飲める可能性にかけたい。
その路を作りたい。

今からまた出ます。
連絡を受けた人たち(或いはその子息)が、安渓内各地から到着している。
ひとりずつ会う。完全非公開。

大丈夫、おとんが命をかけた大プロジェクト茶葉、これはドナドナさせない。
これだけは何があっても私は手離さない。
最後にその場で一緒に飲む、瞬間で場の空気が変わる、少しだけ贈答する。
中国式のお礼、でもこういう茶葉は少しだけ。
彼らは飲んでくれる引き取り量が多いから・・・次の路を作るために。
おとん鉄観音を好きな茶友には、別口でおすそ分けできる方法を検討中。

さて。
ご飯食べた、歯磨いた。。。根性入れろ、行ってきますっっっ!!!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

《心の隊員》まだまだ大募集ですーーーっっっ!!!
おとんの鉄観音にご興味あるかた!
一緒に飲んでください、茶友になってください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
心の追加も大募集中ーーー♪

※必ず募集記事をよく読んでご了承いただけた上でご連絡いただけますよう
 どうぞよろしくお願い申し上げます。どんな内容でお届けできるのかまだ
 わかりません。募集時のイメージが変わる可能性も出てきました。
 お返事は帰国後になりますが、どんなに遅れても必ずお返事しています。
 ご連絡を心よりお待ち申し上げております。

 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://chinatyparty.com/cgi-bin/MT335/mt-tb.cgi/2659

コメント (2)

紅 三五郎:

愛子さんご苦労様です。
鉄観音の手工をブログで見て、
「膝で押すんだな、本当に楽しそう、私も作ってみたい。
どんな茶葉でどんな味なんだ。」

 この秋の鉄観音作りいろいろありましたね、
いいものが出来て本当によかったです。
   (心中の危機免れる)

 無事なお帰りをお待ちしてます。
そして、品茶会楽しみにしてます。
   (卒倒の危機免れぬ)

愛子:

紅 三五郎さん!
コメントありがとうございますーーー♪
ここに入れてくださったの、すごく嬉しいですっっっ!!
隊長&副隊長、安渓でもがんばっておりますよおおおーーー。(笑笑)


手工、いいでしょ。。。へへ。楽しかったーーー♪
「説明はあと、これ貴重、ライブでみんなに伝えたいー。」
やりながらそう叫んでいる私を見て、ふいみんが家の中を駆け巡って
アップがんばっていました。これは手が離せない私には絶対にできない。
仲間がいるといろんなことが可能になりますね。
ひとりじゃないって本当に素敵♪
日本のどこかで茶摘みができるのなら一緒に手工やりたいですね!

心中どころか《心の隊員》はすでに宝の箱船に乗っています。。。うは♪
ものすご~~~く嬉しい結果になって、個人的に非常に安心もしました。
お届けできる日まではまだまだ本当の安心はできませんが、とりあえず
手持ちのサンプルで品茶会はできますので(笑笑)、帰国したらすぐに
会場の空きをチェックしてみます。年内に空きがあったらいいなぁー。
紅三五郎さんの反応が見たくて見たくて、私は楽しみでたまりません。うしし♪

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年11月01日 15:31に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「安渓だ!」です。

次の投稿は「帰国しましたっ!」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35