愛子が下の方にどんどん降りて行って、小絹もついて行って、
ふたりでしらばく遊んで?
小絹があっちの山へ行こうと言ってだだだと早足で登っていった。
サンダルなのに、は、速いー。
愛子、止まって見ている。
何見ているの?
愛『ふいみん、よく見て、こっち(写真右)はおとんの畑、
そっち(写真左)は違う農家さんの畑。何か気がつかない?』
ふ「うーん、あ!おとんの畑は茶樹の大きさとか間隔とか枝の密度とかが
隣の茶樹とは違う!東山おとんの畑みたいだ!すごーい。」
小絹はもうあんなところ
登って来た愛子は↑の林を指して、
愛『あの林木を見て。』
ふ「うん?」
愛『ほら、おとんよく言ってるでしょ。』
ふ「あ、そうか。おとんが『山を全部畑にしてはだめだ、林木を残さないと』
と言っているのがこういうことか。見渡す限り他の人の畑はみーんな
茶樹ばかりだもんな。土壌流失防止以外に林木を残すのにはどんな意味
があるんだろう?」
ってふたりとも遠く行ってしまった、、、。 [女尼]