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2007年06月27日
04愛里花茶
【04夏天:茶友用資料】より抜粋した内容です。(一部補足あり)
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心の隊員のみなさま!
お蔭様で思いきって挑戦できた04愛里花茶2種、どちらも8yin成功でーす!!
心より感謝申し上げます。本当にどうもありがとうございました。
これまた恐ろしい茉莉花茶を作っちゃったぁー。うひ~♪(笑笑)
《心の隊員セット》は、昨年と同じ7000円です。
今年はどうやっても2種各100g計200gは不可能で、2種各70g計140gになりました。
その代わりに、《心の隊員セット》は多めに入っています。
帰国後の日本で私達が行う小分け包装前の最終茶葉チェックを省略しているためで、
昨年同様「砕茶」(ここがおいしい!)も入っているからです。
もちろん、現場での最後の選別は普通以上に丁寧にしてありますのでそのままでも十分ですが、
気になる方は飲む前に最後の茶葉チェックを《心の隊員》として参加してください♪
《玉米8yin》&《白雪芽8yin》は、これから時間をかけて更においしくなっていきます。
愛里花茶が一番おいしくなるのは年明け頃からで、その後数年楽しめる予定です♪
(茉莉花茶は低温保存しないでくださいね、香りがなくなります!)
《小龍亳5yin》は、《玉米8yin》《白雪芽8yin》と比べるのはちょっとかわいそうかも。
それでも、花茶市場では《小龍亳5yin》はすでに十分高級な品質です。
更にそこに手を加え長期楽しめるように仕上げてあります♪
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お茶代の計算がすごく大変でした。はは、自暴自得ですね。
とんでもないことをやってしまったものだ、と、我ながら飽きれる位の
茉莉花茶を作ってしまった。オーナーと一緒に大笑いするしかなかった。
どうもすみません。。。へへ。やっちゃった♪
茉莉花茶の命は泡茶したときのその香り。
その次に味わい、茶[土丕]の味がそのまま出てしまったら失敗。
どんな風に「やっちゃった♪」(笑笑)のか簡単にご報告させていただきます!
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今年は茉莉花茶の原料になる春緑茶、茶[土丕]が高価。
その上、《玉米8yin》と《白雪芽8yin》の2種の愛里花茶の茶[土丕]は、
多yin(香り付けの回数が多い)の素晴らしい茉莉花茶に仕上げるために
福鼎産の福鼎大白毫の頭春茶(明前茶)に絞り、その中から好茶を選びました。
まずこれが大きいです。
次に花。
花の値段は毎日変わります。
同じ日の花でも等級によって値段が違います。
オーナーと私が選んだのは、
・yin花に適した気候の日の花
・農薬を使っていない花園の花
・茉莉花に適した土壌の本地の花
・新鮮で香度が高い大粒の午後摘みの花
・起花の必要がほとんどない90%以上正花になる花
これら全ての条件を満たす花。
一番好い季節の一番な立派な産量の少ない素晴らしい好花だけを予約して摘んでもらったのです。
《白雪芽8yin》は6yin目から《玉米8yin》は最初から最後まで、この花を使いましたっ♪
この等級の花代がすごく大きいです。
そして何より大きいのが、全ての過程に使われた花の総量。
2種の愛里花茶はどちらも、茉莉花茶に基本使用される玉蘭花は一蕾も使わず、提花もせず、
花茶現場で聞いたことがない鮮茉莉花量がyin花された8yinに成功♪
yin花が多いから必ずしも好い花茶というわけではありません。
回数だけでなくもっと大きく違いが出るのはその内容です。
例えば、3回yin花すれば3yin、6回yin花すれば6yin、だけど仕上がるまでに
使った花の総量が一緒だったらどうでしょう?
回数を少なくして1yinずつの花量を多くしても、茶[土丕]が消化しきれなかったり
壊れてしまうくらいの多量だったらどうでしょう?
同じ茶[土丕]からスタートした4yin同士でも、花の総量や花の品質が違ったり
製茶過程の技術が違えばどうでしょう?
名称が一緒でも、内容と技術の差で全く違う茉莉花茶になります。
《白雪芽8yin》は独立後から《玉米8yin》は最初から最後まで、機械は入らず全て手作業です!
この加工にかかる費用も、一般的な茉莉花茶との差が非常に大きいです。
1yin ごとの選別作業には、毎回数名の女性を雇い機械を使わず全て手作業しました。
『面倒くさ~い。』と文句言いながら、おばちゃんたちもがんばってくれました♪
1yinごとに使われた花量やyin花法など全ての重要な加工工程において、
直接愛里花茶に触れられる3人の師匠も他に存在しない位の気合いと神経を入れてくれました。
3人の師匠にも非常感謝♪
特に《玉米8yin》。こんな茉莉花茶ありえないって~~~。(笑笑)
だから飲んだ人みんなひっくり返っていたの。ほんとだよっ♪
グラス一杯に2g~3g使えば十分に楽しめるかと。
あとはお好みや器の大きさで加減してくださいね。
《玉米8yin》はどんどん広がりますので、入れすぎご注意っ!
今年は茉莉花大当たりの年でしたから、一部の04愛里花茶はビンテージ用に
保存しました♪(うまくいくかしらっ!)
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【追記】
現在、04愛里花茶はお分けしておりません。
04愛里花茶のビンテージ用保存は成功しました♪
そのおすそ分け分も昨年で終了しました!
投稿者 愛子 : 07:43 | コメント (0) | トラックバック
幻のサイト
幻のおいしい茶葉を夢中で探してきた。
やっとやっとみつけたっ♪
その結果、ここを幻のサイトにしてしまいそうです。(苦笑)
お金がなくなりました・・・。
いきなりすみませんっっっ。
でも、このままでは本当に幻のサイトになる。
話します。
本当においしいお茶が飲みたかった。
何年も大陸を歩いて歩いて幻級の作り手さんと茶葉に出会えた。
いつのまにか幻級の茶葉作りに参加するようになっていた。
当初の目標はある意味達成できたのかな。
しかし、やっと出会えたその茶葉をまた飲みたいという次の目標は、
達成できない現実に直面しました。
現状。
このままでは今夏の茉莉花茶行けません。
今秋の鉄観音もない、来春の碧螺春も、龍井も、確実にない。
素晴らしくおいしい本物のお茶を作るベースは各地で整った。
が、足りないものがある。私個人の資金の底がはっきり見えました。
原因はいくつもある。
まず、人民元の切り上げと円安のダブルで日本円から中国元への換金率が悪く、
この3年だけみても同等茶葉を購入するために必要な資金は増え続けている。
そこに、中国国内の物価や人件費も上昇し続け、現場での原料代上昇。
さらに、原油代高騰で国際便送料上昇。
これらは全てお茶代に直結する。
また、これらは茶葉代とは別の私達個人の飛行機費や滞在費等の旅費に大きく響いた。
準備資金が年々膨らんでいくので、私は日本での仕事を増やすようになり、
日常の中でサイト作りに割く時間を作るのは難しくなっていった。
それから、品茶希望者が減っている。
これにはいくつか要因があり、その中でも新しい茶友が入りにくいサイトになっている
という私達側の問題が大きいと思われるが、次に繋げたいと懸命に仕事をするほど、
メンバー全員がサイト作りに割く時間を作るのは難しくなっていった。
一緒に品茶してくれる茶友の存在があってこそ素晴らしいお茶をシェアすることができ、
茶友の存在があるからこそ次へ繋ぐことができたから、製茶現場情報を届けたいと思ったし
最後のひとりになっても一緒に飲みたいと思った。
しかし、品茶希望の茶友が減るということは製茶時に出資した個人資金が茶葉のまま
ということで、素晴らしい茶葉はあるのにそのまま眠っていては次の動きは取れない。
ビジネスではないので等価交換している以上お茶代で金銭的利益は発生しないが、
品茶希望者が減れば元の資金は減り続けるので、私は更に仕事を増やした。
そして、私が選択する茶葉の質が年々上がっている。
本当においしい茶葉を作るには原料も技術も絞られる。
しかしひとつを追求すれば茶葉の価値は高まるので、全体量をどんなに減らしても
必然的に高価になり、自分の持ち出し資金が増えていった。
毎回全体を見直し、篩いにかけ、減らせるものは減らした。
行く産地を絞り、作る茶種を絞り、行く日数を減らし、現場へ直行、現場から直帰。
現場では、技術を習い実践力として使ってもらえる努力をしお世話になる代わりに働いた。
それでも追いつかないので縮小化し、出会った中で計り知れない価値がある茶葉だけに絞った。
結果、中国でも最高峰のものばかりになっていた。
碧螺春、龍井、鉄観音、茉莉花茶。中国国内でトップクラスの茶葉だ。
そんな最高峰の中でも更に絞り込むので、当然のように自分の持ち出しは増えていく。
自分の授業料と思っていたので負担に感じたことはない。
しかし個人で準備できる授業料はいつか限界がくる。
それが、今、来た。
「目の前にあることに精一杯努力し全力を出し切ることが必ず次に繋がる」
いつもそう信じて懸命にやってきた。
しかし、今春全力を尽くして帰国し茉莉花茶直前になった現在、もう次がない現実を知った。
売っている茶葉を買いに行っているわけじゃない。
先立つものがなければお茶は作れない。
作れないなら私は行かない。
私が行かなければ活動情報発信の場であるここは・・・幻のサイトになる。
いいさーっ!!
行かなきゃいいさ。仕方ないよ。だってお金ないんだもん!
中国なら観光で行けばいいじゃん、お茶さえ作らなきゃ安いもんさ、豪遊できる♪
私が産地なんか行かなくても、私がお茶なんか作らなくても、誰にも迷惑はかけないし♪
家族なんかきっと大歓迎さ。ぷーしんとだって毎日一緒にいられる♪
時間はできるし余裕はできるし、テレビも見られる、毎日たくさん眠れるぞー♪
週末は家族で温泉旅行行けるかも、新しい洋服なんかいっぱい買えちゃう♪
おいしいもの食べに行って、友達と飲みにも行けるじゃん♪
・・・言えば言うほど涙がにじむ。ぜんぜん本心じゃない。
泣いていても仕方ない。さあ、どうしよう。
やめるのは簡単だ。行かなければいい。
でも、やめたくない、行きたい、作りたいっ!
もっともっと絞ることになっても、これからも本当においしいお茶が飲みたいっ!!
となれば、方向性を大きく見直すときだ。
アイデアは浮かぶがどれも中長期の問題として継続努力する必要性があり
すぐに結果に結びつかない、のでここではひとまずおいて置く。
目下に迫った大問題は?
茉莉花茶だ。
オーナーと連絡は取り合っている。
今年はここ数年なかったような好い条件の気候、素晴らしい茉莉花茶製茶が可能だ。
原料茶葉面、鮮花面、加工技術面、本物のおいしい茉莉花茶を製茶する土台は全て整った。
しかし、製茶資金がない。
今目の前にあるこの問題をクリアーできなければ、必ずその先はないだろう。
黙っていても状況は変わらない。
幻のサイトになる最後の日までやれるだけのことはやりたい。
だめでもともと、とにかく何か動いてみる。
考えろ、考えるんだ。
今私が持っているもので堂々と資金源と交換できるものはないか?
ある。
どんな風に思われても構わない、背に腹は変えられない。
幻のサイト、タイムリミットまで3週間?1ヶ月はない、時間がない。
崖っぷち愛子の捨て身企画、始めまーーーすっっっ!!