おいしいお茶みつけたっ!《幻の中国茶を求めて》ChinatyParty.

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2007年03月28日

果樹園授業

『愛子来たか~。おいでおいで。ほら見てみろ、昨年の剪定を覚えているか?
ああいう剪定をすると、茶樹はこんな風に生長するんだ!』

今日も果樹園授業が始まる。
こういうとき、何も質問しなくてもおとんは延々に意気揚々と説明する。

『ほら、ここをこうしたからこうなっただろ(中略)、するとここがこうなるからこっちもこうなる!
でもって、ここをこうしたいからこうしただろ(中略)、そしたらこうだ!(中略)
茶樹はこうじゃなくっちゃ。どうだ気持ちよさそうだろ。。。ん~ん♪』
なにか質問するともっとノリノリになる。止まらない。(笑笑)

 株の下は風通しよく、すかすかに。
余分な枝は剪定で切り落とし、好い大枝の数本のみ絞る。その一本一本の風通しを好くする。
落ち葉が痛んだり湿ったりしたら、一度全て取り除き根元一本一本をきれいにして風を通し、
また乾いた落ち葉で根元を覆ってあげる。これは剪定から次の春がくるまで年間通して行う。
そうすれば害虫もわきにくく、発生してもすぐに気が付いて処理ができる。

『ほら、中の枝はそれぞれ離れて余裕があるから、枝一本一本全部に風が通るだろ。』

『それからな、すごいのはここだ!芽が陽光が当たる上の方だけに集中して発芽している。
これはちょ~~~っと難しい技術なんだぞ。ほら全枝がそうだ。どうだ美しいだろーーー!!
日が当たるところに芽を発芽させなきゃ好い芽にならないだろ?果物と同じだ。
ほらほら、株の中や下には芽がほとんどない。少量でも質の好い芽だけを発芽させるんだ。
それに上だけにあれば摘む人も摘みやすい。摘む手も服も汚れないから茶葉も衛生的だ。
どうだすごいだろおー。わっはっは~!』

ふふふ。おとん、とっても楽しそうですねぇ~~~。(笑笑)

上の方だけに集中している。
 この写真じゃちょっとわかりにくかな・・・。

はーい、みなさん寄ってくださ~い。
                               強引に集める。(笑笑)
 陽光のある上部にふっくらした好芽の発芽が集中。

 横から見た感じ。美しいーーー♪
三段階、三色になっている。

風通しの好い株元の茶色。中間の老葉は少なく濃い緑色。上部に新しく柔らかい黄緑色。
新しい枝と新しい芽は全て上に向かって真っ直ぐ伸びています!
離れて全体を眺めると、おとんの果樹園は黄緑が多く明るく見える。のですぐにわかる♪
比べると、ご近所さんの果樹園は、うっそうと暗い感じがする。

例えば、すぐお隣さん。・・・例えに出しちゃってごめんなさいね。(苦笑)
 株元。細い枝も密集。剪定技術の違い。
落ち葉も変えていない。それに・・・シダ?湿気た場所に生える草が生えている。

あぁぁぁ・・・。
           株が広がるように石で強引にぃぃぃ・・・。

 株の外側でも芽が細い。
日が当たらない株の中や枝の下の方まで発芽している。発芽量は多いが・・・。

んん・・・。もうちょっと詳しく比べてみましょうか!


あ、その前に! 琵琶の間引き手伝おう。約束したものね♪(笑笑)
っと思ったら、おとんがすでにやっていた。。。いつのまに。
 
ふたつ残す。おいしくな~れ。                   楊梅花~。

 

投稿者 愛子 : 2007年03月28日 09:30

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