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2007年03月29日
東山から翁家山へ
菜の花のお見送りだわ~。行ってくるね♪
次に会うときまだ咲いているかな?
うわあああ~~~♪
ふわぁ。。。どこまでも菜の花だ。。。
く・くさい! なんだこの匂い?
火事だ。
あの煙とこの匂いは、農家さんだ。あいよぉ・・・。
寝た。
着いた。杭州だあーーー♪
歌おじちゃん&おばちゃんの家に行く前に、まず食べる!
疲れたぁ~。お腹空いたぁ~。
何にしようかな。旬の野菜がいっぱい出ている♪
鶏脚だ。食べたいっ!
ふと、にぎやかな食堂の片隅でひとり鶏脚を食べている自分の姿を想像してみた。
山盛りの鶏脚を延々と無言で夢中でむしゃむしゃ食べ続ける女ひとり。
やばい。。。想像笑いが止まらなくなってきた。。。鶏脚はやめておこう。
しかし、ひとりご飯はさみしいなぁ・・・。
さあーーーて、っと!
龍井だ龍井だ龍井だあーーー。わ~~~い♪
投稿者 愛子 : 23:00 | コメント (0) | トラックバック
敵情視察?!
ちょっとご近所さんへ! 敵情視察?(笑笑)
「こんにちはー♪」
『そっちはどお? え?今日行っちゃうの?』
「うん。またすぐ帰ってくるけどね~。」
うん。好い茶摘だねー!
このお家のおばあちゃんは83歳。
ひと芽ひと芽、ゆっくり丁寧に楝葉している。
2家分なので茶摘娘も多い。
「おじちゃーん、また来たよ~。」
『おとんとおかん忙しいだろ?手伝わなくていいのか?』
「へへ、出張で数日留守にするから(笑笑)、今の状態をよく見ておけってさ。」
『そうかそうか~。どこまで行くんだ?』
炒茶するおじちゃんと並んで、鍋の前でおしゃべり~。
2家分なのでおとんの家より産量が多いため、また楝葉する人数も多いので、
昼間でも楝葉できたものから炒茶に入っていまーす。
このおじちゃんは、おとんと同級生。
炒茶の基本的な工程は同じだが、細かく言うとおとんとは違う。
鍋の特徴は作り手ひとりひとりにある。
団に入っています!
できた~香~♪
きれいな色~♪
やっぱり昼間は撮影しやすいなぁ~。
おとんのも昼間に撮ってあげたいなぁ~。いつも夜だものね・・・。仕方ないけど。(苦笑)
さて、おとんの茶葉との違いがわかりますか?
とか聞いといて、答えはここでは言わない。あはは!
品茶会の時とかで、ね。(笑笑)
おじちゃんだって、素晴らしい技術を持った碧螺春の作り手さんだもの♪
出来立て。好香~♪
早速次の鍋!
殺青。 カーン。
人の鍋見ると勉強になるなぁ~。
「ん???」
『どうした?』
「いや。。。あ。やっぱりそうだ! おとんの声だ。」
『愛子ーーー。』
「おとーん、ここーーー。」
『おお、そこの家か。老四が来たぞー。』
「はーい。今行くー。」
「おじちゃん、行くね。どうもありがとう♪」
『ああ、気をつけてね。」
『またおいでよ~。』byおばあちゃん
老四が東山まで一緒に荷物を持って送ってくれるために来てくれた。
東山のバス駅までは距離があります。荷物持って歩いたら1時間でも着かないかな。
老四のバイク車(画像出したことあったようななかったような。。。)でそこまで出て、
そこからまずは蘇州に向かいます。東山から蘇州までは乗ってから1時間半くらい。
「行ってきますっ!」
『お茶持ったか?気をつけてな。ほら早く行け。加油~!』byおとん
『愛子ーーー、牛乳飲んでいきなさーい、ほらほら~。』byおかん
「いいってば。。。(笑笑) じゃ、行くね。」
碧螺春~、ちょっと行ってくるね♪
投稿者 愛子 : 14:30 | コメント (0) | トラックバック
30度超え
今夜の炒茶は手伝えないけれど、時間が許す限り茶摘を手伝うぞ、おぅ!
楊梅の花が太陽に紅く輝いている。美しい~♪
いっぱい開花している!
おとんの苗だ。
か~わいい~♪
こっちも! げー。なんじゃこりゃー。変な色の芽が・・・。
あ・・・違った・・・これ(右)は茶樹じゃないや。びっくりしたぁ~。はは。
「おとーん、来たよー、今日はどんな感じー?」
『出発の準備はできたのか?』
「うん。」
『ビスケット食べるか?』ごそごそ。
さあがんばるぞー!
うわうわぁ、大きいのが一斉に発芽している。
初摘みの樹、第一蓬ばかり♪
「おとーーーん、これなんで摘まないのおーーー?」
『よく見てみろーーー。』
「ん?。。。あ。。。わかったあーーー!」
この樹は今摘まない。もう少ししたら。
この老品種は、開いたばかりの外側の葉が硬いのです。
2枚ほど開くとやわらかい芽が出てきます。
そうしたら摘みます。この樹はそういう特徴の子なの♪
今日は本当に暑い。風と木陰のある高山の果樹園の中にいても暑い。
何度まで上がるんだろう。。。風が気持ちよい。ふぅ~。
1時半。
芽はまだあるが引き上げる時間。
帰りまーす。
みんな腹ぺこ~。
最高気温、30、6度?
うっっっそおーー。30度越えたの? 夏じゃん! そりゃ暑いはずだわ。
ということは?
茶葉の生長スピードがまた早くなる・・・。碧螺春も、龍井も。
あぁ。。。春風のように山から山へと飛べる翼が欲しい。
投稿者 愛子 : 14:00 | コメント (0) | トラックバック
バトンタッチ
今日も碧螺春の朝がやってきた♪
また暑くなりそうだ。。。
急いで家事。
これはおかんからのメッセージ。 んん。。。スープにしろってことかな?
きっとそうだろう! スープにしちゃえ~。ぐつぐつ~♪
お昼準備できた。籠をかぶせて。。。出発!
といきたいところだが、今日はいつもとちょっと違う。
茶摘に行く前に、自分の身支度をする。
出発します。
今晩から翁家山の龍井に入りまーーーす!
これから製茶が忙しくなるのでちょっと心配だけど・・・。
なーんて、大丈夫大丈夫。
おとんもおかんも何十年もやってきたことだもの。私ごときの心配なんてご無用さ。はは。
碧螺春が忙しいということは、龍井も忙しい!
体はひとつしかない、どちらも同時にいることはできない。
ごめん、おとん&おかん、行ってくる。
おとん『行って来い。当然行くべきだ。心配するな。たくさん見てたくさん教わってこい。』
おかん『出張だね。加油~! で?いつ帰ってくるの?』
愛 「あはは、出張か~。一番忙しくなる清明節前には帰りたい、と思っている、けどぉ・・・。』
おとん『おお、出張だ出張だ。今決めなくて好い。茶葉のことは先がわからない。気候が関係する。
それはどこでも同じだ。帰る日が決まったら電話すれば好い。』
愛 「うん♪」
翁家山の歌おじちゃん&おばちゃんは、連日のようにおとんの家に電話をくれる。
おとんもおかんも何度も電話を受けている。
歌おじちゃんは、気候や茶樹や産地全体の状況などを詳細に教えてくれる。
言わなくてもわかってくれている。私の要求はすでに十分理解してくれている。
これまでにもサイトで何度も書いてきたが、あちらこちらに点在している歌おじちゃん一族の
茶園の中でも、特に私がお気に入りなのは4ヶ所の地点から生まれる老蓬の龍井♪
土壌・水質・陽光等々環境がとても好く、4ヶ所それぞれに特徴があり、
4ヶ所それぞれが秀でた香りと味わいの龍井になる。素晴らしいっ!
当然、おじちゃんもおばちゃんも大切にしている地点だ。
そこの第一蓬&第2蓬の摘み日がきた当日には、朝昼晩何度も電話がきた。
『畑A、今日摘みに行くぞ、いいか今日で?わかった。鮮葉届いたらまた電話するな。』
『鮮葉がきたぞ、状態は非常に好い(中略)。。。こんな風だ。どういう茶葉に仕上げる?』
『各場所の芽の状態はおばちゃんの方が詳しい、ちょっと待ってな、代わるな。』
何度も何度も横でそのやりとりを聞いていたおとんは、その誠意と丁寧さに非常に感心していた。
そして『加油ーーー!』と自分が燃えていた。(笑笑)