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2006年04月15日
炒龍井~♪
14号。
曇り。寒い。昨日から冬か?
翁へgo!
『愛子、待ってたよ。疲れた~。炒って~。』by歌おじ。
「好♪」龍井鍋、入りますっ!
予約した貴重な老蓬、きっちり作って保管してくれたおじちゃん。
要求通り、いやそれ以上、明確に全ての詳細メモ。
天候と状況見ながら、予約以上の好い条件茶葉を保留してくれていた。
忙しい中、こまめに状況連絡くれた。
私にできる御礼:家用茶葉を炒ること。
龍井炒茶、気持ちよい♪
少量。すぐ終わりそう。しょぼん。
しかたない、もう龍井時節は終わっている。
伐採直前、家用茶葉、先に船おじ用。
予想どおり。
青鍋一回目:炒碧螺春の手、見え隠れ。ひひひっ。
炒龍井の手、炒碧螺春の手、正反対。
こらこら、私の手、龍井に戻れ!
歌おじ笑う。『碧螺春法でもいいよー。ひゃひゃひゃー♪』
それやってみたい、でもこの鍋では無理~。(笑笑)
すぐ炒龍井の手に戻る。手が覚えている。
が。でかい、明前法と違う。難しい。
しかし。これができればどんな状態の龍井でもいける?
やるぜっ。1鍋、2鍋、3鍋。。。炒、炒、炒ーーー。
あら? 一年前より手が動く?
感じる。茶葉状態、感じる。
火力調整、行程変化、技術変化、手が勝手に動く。
それぞれのタイミング、自然と感じる。
不思議。私の手、どうしたんだ?
前:上小火・奥:下大火。右:開。
ご近所炒茶人、覗きに来る。
『愛子、来るの遅いよー。』
『終わったら、家のも炒りにきてー。』
歌おじ、1鍋指導、2鍋以降黙って見ている。
3鍋、歌おば呼びに行く。連れて来る。
杭州語でしゃべっている・・・。ダメ?
『愛子、どこで覚えた?梅家塢で炒茶してきた?』byおば
「いや、今年初めて。昨年もここで炒っただけだよ。」
『私よりうまい。』
またまたぁ~~~。そんなこと不可能さ。
『愛子、来年、最初から来ないか?』byおじ
またまたぁ~。おじちゃんまで。ちらり。あら。本気?!
この手いける? 使えそう? うっほ♪
調子に乗る。炒。炒。炒。
小雨来る。寒い。
こんなに着て炒茶、初めて。汗なし。
この時期の炒茶、分かってきた♪ ら、もう鮮葉なし。
回鍋。
この状態、明前とは違う。伝統法でないと無理だ。
伝統法回鍋、ほとんどやったことない。まだ不得意。
練習ーーー!! ・・・うまくいかない。
左手ではどうだ。お。左手の方がいいか?
両手は? 名付けて愛子法! うーん、ちょっと無理あり。(笑笑)
おじ指導。注意:親指&小指。前→後。
青鍋、回鍋。
炒龍井&碧螺春、技術は不同。但基本は同!
碧螺春の鍋の中に、龍井。
炒茶修行が生きている、おとーーーん♪
昼ご飯、歌おば担当、おいしーーーっ。
うなぎ?わざわざ買ってきてくれたの?ありがとう~。
またワイン? ふふ。おじちゃん好きね。
もう終わったから? そうね。終わったね!
今年もお疲れ様でした。乾杯ー♪
おじと鍋ふたつ、並んで回鍋。
この状態の仕上げ、まだ無理。
龍井なら簡単、炒青は難しい。要夏茶練習。
船おば『こっちの43号も炒ってー。』 好~!
青鍋機購入。3日前に届いた?
あははっ、もう季節終わってるじゃん。
今年気候よくて好かったね。出番なかった。
43号・夏茶用。&昨春みたいな気候の年に備えて。
但、老蓬だけは時代が変わっても全手工。
次は夏茶修行ね。はい!
歌おばちゃん&歌おじちゃん、本当に非常感謝♪
梅家塢へ。GO!
紅おじちゃん、来たよーーー♪
『おーう、やっと来たな~。もう終わるよー。』
茶摘み娘、本日昼に去る。
まだ摘めるの??? ああ、下のね。
梅家塢は翁家山より標高低多。若干遅い。時期長。
面積広。新品種多。遅くまで摘める。産量多。
おじちゃん炒茶は?おしゃべりしていて好いの?
『ある人が炒っている。』おじ、にやにや。
「もしかして、機械買ったのー!」
『そうーーー!』 うははっ。
炒茶小屋へ移動。
末43号→機械青鍋。
『愛子青鍋できる?柴鍋使える?その手はきっと炒れる。だろ!』
「炒れるは炒れる、けど、上手ではないよ。」
『いいよ、家用の老蓬だから。炒ってよ~。』好♪
末老蓬。鍋入りますっ!
およ?まだ小さい。龍井炒りでいける。
気持ち好いーーー♪
こんな時期でこんな状態の老蓬、まだあるんだ。
色違う。香り違う。状態違う・・・山陰のだ。納得。
左:開、右:閉。
ご近所炒茶人たち覗きに来る。
50年以上、龍井炒っている師匠も覗きに来る。
炒りあがり1鍋1鍋、教えてくれる。
1鍋炒って~。見せて~。
解説付き。ふむふむ、なるほど。よし、やってみる!
『愛子、1鍋ずつ確実に上達するなぁ~。』ほんと?えへえへ♪
また調子に乗る。
おばちゃんも覗きに来たーーー。わーい!
すぐに鮮葉なくなった。しょんぼり。
43号も炒って好い? やったー。
でも先に、日が暮れる前に茶園、行ってきまーす。
秘密の場所を探検中、電話。『ごはーん』byおじ
紅おばちゃんのごはん、またおいしいこと~♪
うわ~。好きな料理、覚えてくれている。ありがとう!
どんぶり4回、炒茶するとよく入る。(笑笑)
予約茶、全品茶。
「あれ?あれは?」
『あれはこっちに。。。あれれ?』
「小さいからすぐ分かるでしょ?」
『そりゃ、別保管だからここに。。。へ???』
ふたり沈黙・・・。もしかして?出しちゃった?
『あ。。。まずい。間違えて出しちゃった。かな・・・だ。』
ふたり沈黙・・・。おじちゃーーーんっ!!
おじちゃん止まっている。
もう笑うしかない。ひーひっひっひっひ~~~。
ばか笑いする私の声でおばちゃん来る。
事情を知ったおば騒ぎ出す、すごい剣幕、おじと言い合い。
いいよいいよ。間違えちゃったんだよ。仕方ないよ。
また来年ね♪
首かしげながら茶葉保管整理するおじ、手伝う。
あるもの発見。。。こ・これはっ!!!!!!
間違いない。
すごいもの見つけちゃった♪
おじ、きょとん・・・『なんでまだここに?』
ぶははっ。謎は解けたっ!
条件の好い場所の老蓬は量が少ない。
第1~第2蓬、各半斤~1斤満たない。
第3~4蓬、各1斤あるかないか。
そして、ほぼ終わる。
予約者で譲り合う。私は今年第2蓬ぎりぎりセーフ。
電話が半日遅かった。
高山老蓬はもっと少ない。
この老蓬だけがもつ香りと味わいが特別好き♪
こちらは毎年一年前から予約済み。今春も全オッケー。
発見しちゃった「すごいもの」=老蓬第一蓬!!
うひゃひゃ♪
おじちゃん間違えて、第2蓬を渡しちゃった? だ。
ぎゃははきゃははーーー。もう笑い転げて止まらない。
おじちゃん照れ笑い。おばちゃん飽きれてテレビへ去る。
私にとっては非常ラッキー。いただきます♪(笑笑)
おみやげ。茶末どっさりずっしり。
初釜から全部入っている? うっきゃ~ありがとう♪
杭州のお父さん、戻ってきたよー!
お願いしていたもの、揃った?
3種なし。他全オッケー。ありがとう♪
いろんな茶葉品茶しながら、情報交換。
研究茶相談、お父さんの老家ならできるかも。
老家に明日帰る?疲れた?少し休みたい?
「私も行こうか?なんか手伝おうか?」
『愛子、来てくれるの!』お父さんすっっっごい嬉しそうな顔♪
お母さんにも会える。空気も水も好い。
お父さん&お母さんの老家、大好き。
え?できるかも?疲れない?一緒にやりたい?
うん。そうだね。条件&お天気次第!
私はあとから追いかけるね。
そうとなったら忙しい。よし、がんばるか。
翁&梅、最終酸素抜き作業。明け方まで。
眠い。眠いよ。とっても眠い。気が遠くなる。
でも茶葉が優先。今寝て無駄にするな。お湯浴びる!
ここに並んだこの龍井たち。
よくよく見ると恐ろしい。私一体なにやってんだ!?
この龍井たちの背景、本気で分かる人、もしも存在したら、
腰を抜かすだろう。
作業完了。茶末にお湯を注ぐ。うんめぇ~♪
鏡の中にだれかいる。
夜明け前、並べた龍井見下ろしにやけてる。
・・・危険な人かもしれない。見なかったことにしよう。
次は発送準備、ここまで来たらひと安心。
少し寝よう。晩安~☆