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2005年11月08日
ナビゲーター♪
祥華のおとんの鉄観音。
できることなら、ご興味のある方とはまず最初に全て一緒に品茶したいです。
品茶しながら私はガイド・・・というより《ナビゲーター》かな?
そう、《ナビゲーター》の方がイメージに近いかも!
《ナビ》させていただきながらまずは一緒に飲んでみて、
その中でお好きな鉄観音が見つかって、それをお好きな方におすそ分けできて、
そのお茶のことを一緒に話せる茶友ができるなら。。。
それが最高に嬉しいっ♪
これまでにも、そして今日のお茶端会議室でも少し触れましたが、
祥華のおとんの鉄観音は全てが高山育ち。
品種改良していない天然野生品種の紅芽(紅芯鉄観音)で、
その伝統法の製茶技術と合わせて安渓の鉄観音産地全体の中でも
現在は非常に貴重なものになります。市場に出ることはありえません。
【書き込みより】
おとんの鉄観音は、全て改良していない高山育ちの天然野生品種の紅芽(紅芯鉄観音)です。
年間通して農薬も人口肥料も一切使っていません!
私が選んできたのは、全種、おとんの技術をもって伝統法で作った鉄観音のみ。
その中でも、おとん自身も手元に残した大満足の仕上がりの鉄観音のみです。
安渓産地全体、中国国内全体を見ても、現在この鉄観音が飲めるということ自体が
奇跡みたいな事だと、おとんの家の外に出てから、この秋さらに痛感してきました。
【以上、書き込みより】
ある分野の方々(←おとんは知らない)からは、こう言われました。
『現在の中国では、このお茶が分かる人は極小数派になるだろう。
茶樹や野生茶の研究者たちには分かるはずだ。
他の分野では、例えば発酵食品などの研究者にも分かるだろう。
それから、鉄観音が今のように品種改良される前から代々伝統法で鉄観音作りをしてきた茶農、
今は代が変わって方針が変わっていたとしても、親の世代の茶農、彼らにはすぐに分かるはずだ。
もし、愛子が今知っている中国や日本の茶友の大部分がこれらの鉄観音を分からなかった
としても、その背景や原因は痛いほど自分たちにも理解できる。
もしたくさん余ったとしても、絶対にとっておきなさい。捨ててはいけない。
10年でも20年でも30年でも、長くなるほどこのお茶は貴重なものになってくる。
中薬(漢方)としてもとんでもない価値あるものになる。大切にしなさい。
作り手さんとの縁はもっと大切にしなさい。
この作り手さんからもっと学んできなさい。』
私には先のことなんか分かりませんが、誰が飲まなくても絶対に捨てたりしませんよぉ~。
研究目的で残しておいた以外の飲みきれなかったおとんの茶葉だって、02年から全部とってありまーす!(笑笑)
さて、05秋天。
おとんから分けていただいた13種のうち、11種が出回ることがありえない極品の鉄観音になりました。
このうち、特王を含め6種が《王》がつく鉄観音に仕上がっています。
どれも素晴らしい極品の好茶です。 特王を含め、ちょっと真剣に考え中です。
各種の大部分を、7g真空しました。
少しでも状態好くお分けできるように、ひとつひとつ内袋を使い、上質の真空袋で真空しました。
11種のうち、帯梗で仕上がった種類は挑梗しませんでした。
これらの茶葉から挑梗するのは『無駄遣い!』『もったいない!』からです。
この11種の茎にはアミノ酸等多く含まれ、栄養がとても豊富で、
茎付きのまま茶葉と一緒に淹れると大変おいしいのです♪
茎が苦手な方は、淹れるときに自分で挑梗できますし!
もう1種は、おとんの好意で念のため保留していただいていた出始めから分けていただいた好茶。
だって、最後に「はた・・・。」と気付いて血の気が引いたの。 「うげ・・・極品しかないじゃん。」
毎日朝から極品なんて飲んでいたら1日中おしりに根が生えちゃいますものねぇ~。(笑笑)
これは、老三が友人用の礼品に使おうとしていたので、すでにおとんによって挑梗されていたため、
挑梗後の100g真空のみ。
この茶葉を7g真空になんかしていたら、包装資材代と人件費のほうが・・・
おとんの品茶セットを飲んでくださる方へ、出勤前のさくさく用(笑笑)に100g単位でお分けしまーすっ!
もう1種、ブログでもご紹介した《雑種茶》は、視点が違うので他の12種とは別扱いの
大変意義のある、そしてどんなにお金を積まれてもおとんは売らなかった、貴重なおいし~い烏龍茶。
老茶樹なのでこれは挑梗し、内袋使って7g真空にしました。
おとんのお茶を飲んでくださる茶友への《おみやげ》でーす♪
結局、自分が飲みたいのしか選んでいません。。。(笑笑)
原料や仕上がりによってお茶代の違いはありますが「どれが一番好い」というのは言えません。
ある方面の方々からは、こう言われました。
『この中からどれかをとって並べて、どっちが好い悪い?と比べるのは、
お父さんとお母さんどっちが大切?と聞いているようなものだ。』
私もその通りだと思います。
みんなみんなタイプが違います。
どれも個性やその特色が違う素晴らしい鉄観音です♪
おとんの鉄観音以外に、祥華産の改良品種の紅芽(紅芯鉄観音)も4種あります。
安渓とアモイで行われた数日間の品茶会の末、交換交渉に来た方々からゲットした素晴らしい茶葉です。
「おとん、ありがとう~♪」(笑笑)
1種は、おとんと同じように空調を使わずに仕上げられています。その他の3種は空調茶です。
現在の市場で大変高値が付いているタイプの極品と好茶で、4種とも挑梗し、内袋を使って7g真空にしました。
グラム分けできる量はありません。少量しか交換しなかったので、限定数で品茶セットにします!
それから、最後にこれはおみやげみたいな感覚で。
05春天の茶葉を[火考]火し、すでに好い状態になっている普段使い感覚(?)の【熟香】。
非常~に安いので100g真空のみ! ・・・送料の方が高いよ。はは。
広州や香港などで需要の多いタイプの【熟香型】で、
その[火考]火を専門にやっている友人から分けてもらいました。
《05春天安渓鉄観音》と表示されて広州と香港のいくつかの茶荘に出荷されていましたが。。。
実はこれ、鉄観音ではありません。(笑笑)
それより高価な原料で作った《熟香型》もあったけれど、それらより安いのにこっちの方が
原料に対する[火考]火法が好く、[火考]火した本人からもこっちを勧められた。
でも、原料が原料なので、お番茶みたいな感覚で気軽にさら~っと、、、ね♪
みなさまそれぞれが『びびっ♪』と来ちゃうような、おひとりおひとりに《相性の好い子》と、
ぜひぜひ出会っていただきたいですっ!
私はがんばって資料もブログも進めて行きます。
その時の録音・画像・ノート等を合わせて、忘れないうちに自分でまとめておきたいことがたくさんある。
でも、今日明日は大好きな友人が東京にくるので、まずは一緒にお茶するのを優先します。
旅に出る前からすっっっごく楽しみにしていたの~~~。るんっ♪
投稿者 : 2005年11月08日 07:00
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