« やっと帰ってきた | メイン | お茶端会議室より »
2005年10月21日
晒青間に合わない
おとんの大声が飛ぶ!
『ごはんは後だ! みんな晒青を手伝え。急げ急げーーー。』
うわわ・・・。もう日がほとんどなくなっちゃったよぉ・・・。こういう時はどうするの?
おとん『仕方がないんだ。気候の影響で今日摘んでしまわなければならない鮮葉が多すぎた。
ここ数日の気候で発芽スピードが急に速くなって少し集中したんだ。
茶摘みの人出が足りなかったな・・・。しまったなぁ・・・。』
愛「この種類は晒青不足になっちゃうよね?」
『その通り! この茶葉をよく覚えておくんだ。しっかり追いかけるんだよ。
晒青が不足すると原料がどんなに好くてもどういう結果になるか、
細かく品茶して、他の種類とも比較して、勉強して自分でよく覚えておくんだ。』
「この種類、、、どうするの?」
『大丈夫、製茶の加工法を変える。それでも晒青不足による品質影響は避けられないけどな。』
「そうだよね~。気候影響は技術ではどうしようもない部分があるものね~。」
『どんな年でもどんなシーズンでもどんな茶農家でも、必ずあることだ。
こんなことは全体から見れば大きな影響とは言えない。
もっとひどい気候の年はいくらでもある。
季節の最初から最後まで、毎日毎日最高の条件で鮮葉を摘んで仕上げる
なんてことは、事実上不可能なんだよ。』
「昨年はすごかったじゃん!」
『愛子ぅ~~~、あんな年は何十年に一回あるかないかの最高の気候条件だ。
今年だって、しょっぱなに少し小雨の影響があったけれど、
全体を見れば秋茶に適した素晴らしい気候だぞ!」
「はい、その通りで・・・。 この種類もしっかり勉強しまーす!」
『は~~~お♪ あ、これは日本に持って帰っちゃダメだぞ。わははっ!』
「うはは♪」
投稿者 : 2005年10月21日 18:15
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.chinatyparty.com/cgi-bin/mt-tb.cgi/404