2005年10月17日
でたーーーっ!!
安渓内で一番標高の高い山の頂きを前に見ながら、ほこほこを飲む。好い朝だ♪
製茶室からおとんの呼ぶ声。叫び声に近い。なんだなんだ?
「いま行くよーーー。」
密封直前の中からおとんが2種類選んできた。
おとん『愛子これだよ! 夕べ炒茶のときに《あの香り》がしていた茶葉!』
愛「成功したんだ!」
『非常成功だ!ふあーーー。すごい香りになっている、ほら♪』
「どれどれ。。。ふお~~~♪」
「そっちは?」
『ほら先に炒茶に入った茶葉だよ。こっちは桂花の香気が出ている!』
『どっちも愛子が来た日に摘んだ茶葉だ。本当に運がいいな~。』
「あはは。満足?」
『飲まなければ分からない。でも、絶対に間違いはない。』
『ふぅわあーーー。ほら♪』
「ど・ど・どあーーー♪ すごいねこれ。」
『早く飲もう。水汲んできてっ!』
「ほーーーぅ♪」
真剣に始まる。
おとん『この桂花香!わかるか? 特別によく出たな。うーん好きだ。満足だ♪』
「うわー、おとんの鉄観音の味がする。(笑笑)」
『ははは! 今の市場や若い人には人気がない比較的伝統的な製茶法だけど、
年寄りや昔からここで茶作りしている人間が好きな味だよ。
極品ではないけどとっても好い好茶だ。俺も好きな味。
おおー、自分用に残しておかなくちゃ。
愛子もこれはとっておけっ!なかなか出ないぞー!』
そして。
次の蓋を開けたおとんが・・・止まった。
《聞》して私を見つめる?・・・止まっている。
その瞳に見覚えあり。もしかして? くん。
で・で・でたーーー!!
「仙朴花~♪」
『そうだその通りだ! これはすごいっ!! おーーーい。(←おかんを呼ぶ。)』
左:仙朴花香 右:桂花香
(画像の色は、煎が進んでいるためご参考まで。)
『すぐに全部密封して2階の茶庫へ持っていけ。客が来る、みつかっちゃうぞ、いそげーーーっ。』
「ほぅ!」
また会えたこの仙朴花香~~~。この色。そして、この味♪
きっと05秋天のおとんの鉄観音王になる。。。だろう。
投稿者 : 2005年10月17日 11:00
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