おいしいお茶みつけたっ!《幻の中国茶を求めて》ChinatyParty.

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2005年10月27日

安渓

『安渓は汚染がひどい。』
『安渓で挑梗するのは絶対にダメだ、せっかく作った好い茶葉が汚染されてしまう。』

昨年もおとんはそう言って、安渓で挑梗することを許さなかった。
挑梗の必要がある種類は全部祥華の山の上で挑梗した。
挑梗する前に、全員が山泉水で手足を洗い、殺菌と匂いを取る為に茶葉で手足を洗い、
雑菌の付着を防ぐためにタオルは使わず自然乾燥させ、
一番涼しい一室でおしゃべり厳禁、出入り厳禁、少しずつ茶葉を取り出し挑梗し、
挑梗したら少しずつすぐに密封していった。
そして安渓まで運び、限られた人だけが入れる清潔な部屋に鍵をかけて外部から遮断し、
茶葉は1種ずつ封を開け、少しずつ少しずつ取り出して、数人で一気に小分け包装していった。

おとんの家では、2日も3日も同じ服を着ていても、それを洗った水は濁っていなかった。
安渓で半日歩いたTシャツを洗ったら、その水は黒かった。

おとんの言うことは、年々身を持って理解度が増していく。

 

ここ数年だけみても、安渓は大きく変わりつつあります。
いつもいつもどこかしら大掛かりな工事をしている。
小さな工事、これはどこへ行っても日常茶飯事のように見かけるから気にしない。

小鬼! 花餃子! 小[女尼]子!
すごい変わってきているよーーー。

小鬼と最初に来た頃とはまるで違う。
きっと一番驚くのが小鬼だろう。

小鬼と一緒に食べた、あの[火考]肉のウイグル人のお兄ちゃんは、
(小鬼は、ウイグル人からウイグル人だと思われて、ウイグル語で話しかけられた!)
今年は姿が見えない。

バイタクも、茶都から街中まで、昨年には2元から3元に値上がりした。
今年は4元と言い始めるのも普通に出てきている。
車とバイクが増えている。

花餃子と一緒に食べた、あの路端の春巻のおじいちゃんとおばあちゃんは、
昨年には姿が見えなくなっていた。

花餃子が乗ったままひっくり返って、深く落ち込んでいた私を最初に笑わせてくれた
あの人力自転車タクシー(?)も、もうほとんど見かけない。

小[女尼]子と一緒に食べた、裏道の小さな薬禅スープの店も消えていた。

一昨年、小[女尼]子が初めてここに来たあの茶王賽の時から作り始めていた
茶壷と茶葉の形をした河沿の電飾はついに完成したようで
夜遅くまで赤緑黄の三色を爛爛と延々と放っている。

解放路も大きく変わり、工事中だった突き当たりの八三一路も
開発され新しい店が続々とオープンし、以前の大きな生鮮食品市場は姿を消した。

茶都の工事も続いており、更に拡大され、チェーン店も進出して来ている。
まだ外幣は換金できないが、中国銀行も茶都の中にオープンした。

小鬼とも花餃子とも小[女尼]子とも一緒に見た、
解放路のあの歴史ある建造物があったあたりは、巨大な深い穴になって工事中。
ついに、あの古い建造物は消えてしまった。

小鬼とも花餃子とも小[女尼]子とも一緒に食べた、
今や巨大な穴の前のあの砂鍋と刀削麺のおじちゃんは、昨年引っ越したものの今も健在!
『他の人は?』って聞かれたよ。ちゃんとみんなの事を覚えてくれているよ~♪
あのあたりも来年はどうなるか分からないそうだけど・・・
毎日ひとりで食べに行っています。
やっぱり、あのおじちゃんの味はおいしいね~♪



さてさて。。。

安渓で汗かきながら各方面を走り回っていまーーーす!! 

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