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2005年03月30日
東山&翁家山の様子は?
蘇州の宿に着いて、すぐに東山のお父さんに電話する。
「今日?まだまだ気温が低くて始まっていないさ。今日も摘んでいない。
もし明日雨が降らなかったら摘みに行ってみるよ。」
え?まだ?そうか~、湖おじちゃんのところとはまた茶樹の環境が違うしな。。。
「こないだ大会があっただろ?参加企業の人が畑見に来てなー、
どうしても欲しいから摘んでくれって頼まれて、そのとき始めて摘んだんだ。
大会の前日だから26日だったかな?
でもだめだねー、ぜんぜん少なくて揀葉して300gだったよ。
あれっぽっちじゃ炒れやしない。この辺の農家回って必死で集めていたさ。
結果?おお、金賞取っていたよ。え?いや俺じゃないから別に嬉しくないさ!
いつ来るんだ?早くおいで!」
龍井の翁家山の歌おじちゃんにも電話する。
「今日?摘んでいないよー。ずっと摘んでいない。気温が低すぎる。
《凍死》がひどくてな、注文がないと作らないよ。今の43号でも高いぞー。
老蓬だって《凍死》の影響があるんだぞ。
今日は8℃~14℃だ。そっち天気好いのか?そうか。
こっちも昼頃晴れていたけど午後には雲がでてきた。
この様子だと、雨降らなくてもやっぱり清明節あたりからだな。
3日頃から始まるかもしれないけどなー、最初の頃はちょっと辛いなぁ。
まあ、始まりそうになったら必ず電話するから、すぐにおいで!」
ひえ、、、老蓬にも《凍死》影響あり? うわぁ~~~。
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どゅんどぅ♪
湖おばちゃんの《どゅんどぅ》。大好物~♪
覚えてくれていてありがとう!
右下が《どゅんどぅ》です♪
《どゅんどぅ(西山語)》。。。日本で言うところの茶碗蒸し!
こけっこけっこけけーーーっ!! って鶏が叫ぶと卵が生まれる。
その声を聞くとすかさず立ち上がりそっと近寄り、ありがた~く頂戴。(笑笑)
いくつか新鮮な卵が集まったところで作る《どゅんどぅ》。
作り方は簡単!
好きなお碗で、好きなだけ卵溶いて、お湯で少し割って、好きな調味料入れて・・・
釜でご飯を炊くときに、一緒に釜の中に入れる。
鉄釜でお料理するとき専用の《すのこ》みたいのがあって、その上に乗せるの。
この《すのこ》を使うと、ご飯を炊くときなどに他の蒸し物とか温め直しとかが同時にできる。
ご飯が炊きあがる頃、《どゅんどぅ》もおいしくできている♪
湖おばちゃんの味加減&薪加減、すばらしい~! ぷるる~んつるんっ♪
おば『いっちばん手間のかからない簡単な料理よー!』 (愛)
投稿者 : 11:00 | コメント (0) | トラックバック
初釜品茶♪
品茶タ~イム♪
左の28日は、《05年春:洞庭碧螺春》として初釜の中の初釜だよー!! (笑笑)
(※新品種はカテゴリーが違う。大会用も調合されているので別扱い。)
こんな幻級のお茶を飲める年が、本当に来るなんて。。。しょっぱなから感動しまくりー♪
湖おじさん家の初釜。
湖おじさん家の初釜ということは、この村の中でも初釜。
この村の初釜ということは、西山の中でも初釜。
西山の初釜ということは、東山も含め洞庭碧螺春の中でも初釜!
一般的には、この日から2~3日分でひとつの初釜等級にされます。。。このふたつ、実は、す・すごいのだ~♪
左が3月28日、右が29日
左の28日は、すでに3日目。初釜が仕上がった夜に淹れてからずっとそのまま飲んでいる。
右の29日は、すでに2日目。夕べ淹れてからずっとそのまま何度も飲んでいる。
淹れてから時間が経っているし何度も飲んだ。量も違うので、色とかはあまり参考にならないかな。でも、この姿っ!
これぞまさしく本物の姿っ♪
新品種や外地の碧螺春ではこうはならないのっ! すごいっ!
ほっ♪美しい。。。
碧螺春は、泡茶するとこういう姿になるー。不思議だ~♪ 碧螺春の七不思議のひとつ!
揀葉した後のあのぱっつりとしまった小さな小さなひと芽ひと芽の茶芽たちが
碧螺春として炒茶され、碧螺春として仕上げられると、こうなるの!
ちいさなちいさな扇のように芽が開いていく。この姿にもたまらない魅力を感じる♪
見えなかったその芯の姿まで、ゆ~っくりそ~っと見せてくれるの!
他のお茶や、他の原料で同じ炒り方をしても、ここまでの姿は無い。
仕上がった状態では分からない・・・泡茶しないと分からない・・・
碧螺春の真の姿です♪ 初釜はやっぱり貫禄が違うや! ぶらぼーーーっ♪ 拍手喝采!(笑笑)
みんなで揀葉したひとつひとつの茶芽たち。
湯から引き上げると葉底はよく分からない。。。それでも分かる。ちっちゃー。すごー。かわいいー♪ (愛)