カテゴリー別アーカイブ: 20春秋♪鉄観音

20春:ない

20春は、ない。

想定内ではある。

 

が、少し前から、どうもおかしい。
昨日からは、仕事に集中できていない。
気もそぞろ、という感じ。

心臓がね、なんか、むずむずする。
どきどき。。。うずうず。。。きゅーん。。。
血液がさざ波打っている、そんな感じ。

これって、
まるで、茶葉たちのうごめき。
それと、それを見ているときの自分。
日々少しずつ、少しずつ開いていく、
毎日わずかに、わずかに大きくなっていく、
その様子を、私は山のお家で、一日中観察している、
もうすぐ。。。もうすぐ。。。あとちょっと。。。
どきどき。。。うずうず。。。きゅーん。。。
似ている。

 

何事もなければ、今頃は山の家だ。
昨朝出発して、ふいみんと空港で落ち合って。
今日は朝から小紅と、今頃は各地点で黄金度など確認しながら会議中かな。。。
いや昨日今日と雨だから(小紅情報)、製茶室で機械点検しながら会議中かな。。。

あー、頭がお山だわ~~。

雨の慰め

何もなければ今頃、
『20春☆撤収~♪』、とか書いている。

夕方、小紅とリモート会議。
夜、ふいみんとリモート会議。
おとんとは、先月から何度もリモート会議。

 

小紅は昨日、山を下りて安溪の自宅に戻った。
私の茶葉がないから精製作業もないし、
いつもより一か月ほど早く帰宅。
今春は私がいないので一度も摘んでいない、
うぇいうぇいの工場で晒青指揮のみ担当。

今春はスタートが遅かった、
晴れが多く、途中2~3日雨で停止、
全16日、ラスト19日。

 

小紅とのリモート会議。
依頼したことの各報告と、今後の方針について。

その前に、
『もしも愛子が来ても今春は摘めなかったね。
来る予定だった日から今日までずっと雨だよ、
途中で2~3回晴れ間があったけど、
結局一日も晴れなかった。』

まあ。。。

多少は気慰めになる。

リモート会議&リモートエール

雨でもやることはたくさんある。

原料と設備等の管理、
作らなくても同じ、
一日も摘まなくてもいつも通りやる、
一度でも手を抜けば全て水の泡。

 

 

茶樹。
剪定、草刈り、etc
摘まなくても欠かせない。
一番手間暇がかかる、酷暑下の重労働、人手も必要。
茶樹は生きている、放置はできない。
環境を整え、健康に育て続けないと、
次の季節においしいお茶はない。

設備。
手入れ、衛生、etc
使わなくても欠かせない。
全ての道具を洗い、機械を動かし、隅々まで清掃。
どれも貴重な年代物、傷んだら代わりは無い。
風を通し、清潔な現役にし続けないと、
次の季節においしいお茶はない。

 

 

茶樹管理は、おとんの担当。
春節後に始まり、秋の収穫後まで続く。
おとんとは頻繁に剪定テーマでリモート会議。

設備管理も、おとんの担当、補助小紅。
普段誰も使用していないから、一年中意識して継続。
おとんとは年間通じて山の家全体を、
小紅とは季節毎に家の中を細かく詰めて、
ふたりと平行して時折リモート会議。

 

 

ふと、

リモート会議といえば、
15年以上ずっと日常だなあ、と。
ふいみんとはいつも遠隔会議とか遠隔作業だし、
おとんとも遠隔会議とか遠隔剪定とか普通だし。
今年はすでに例年より回数が多い。

そういえば、リモート製茶もあったなあ。
愛莉花茶は頭yin前から現場入りまでの数ヶ月、
がははオーナーと07年まで遠隔製茶した。
龍井と碧螺春は必ずバッティングするから
どちらかの現場に居られないときは、
翁家山のおじちゃんと東山のおとんと
11年まで遠隔製茶した。
ふふふ。。。懐かしい。

 

でも、
もうリモート製茶はない、考えられない。

いつからか、
茶樹から茶葉まで完全にオリジナル製法になっている。
自分が行かなければ茶葉は生まれない。
他に誰も作り方を知らない。

いつからそうなったのだったのかしら。。。

 

 

そろそろ、おとんと次のリモート会議するタイミング。

雨が上がれば、各地点の茶樹を観察し、気候を分析し、
秋から逆算して、剪定の計画を練る。
それを、おとんが理解できるよう、根気よく説明していく。

秋においしいお茶にするためには、
ここからのおとんの頑張りにかかっている。

今春は直接会えなかったから、
秋までの重要な数ヶ月、
おとんの気持ちが切れないように、
ふいみんと協力して、
リモートエールも切らさないようにする。

20秋:ない

20秋も、ない。

想定内ではある。

 

秋を日本で過ごすのは、20年ぶり?
あっという間だね。

気持ちの好い秋の空。
香り、陽光、月光。。。
この大気に乗って移動できたらな。

乾燥した晴天が続いているそうだ。
どれだけ美しく生長していることだろう。
今秋の黄金度はどんなかな。。。

夏の間、おとんは剪定の監督をがんばった。
どれだけ立派に生長していることだろう。
ダイヤモンドたくさん出ているかな。。。

茶樹の側に行きたいな。
お茶作りたいな。

小紅が、呼んでいる。
会いたい。
一緒にお茶作りたい。

おとんが、呼んでいる。
会いたい。
一緒にお茶飲みたい。

 

何事もなければ、今頃山の家。
自分の部屋でぐっすり寝てすこんと目覚めて、
一昨日には小紅とふいみんと各地点の山を登って、
黄金とダイヤモンドとハートがどのくらいあるか確認して、
茶樹の中で小紅と会議して今秋の方針を決め、
ふいみんと品茶しながら今秋の作戦を立て気合いを入れ、
3人で製茶室の機械の最終点検して、
家中の道具も掃除も最終のチェックをして、
昨日は大晴天の光の中で初摘み、晒青、揺青、
月光の下あの美しい時間の中でお茶を飲み、
今日はいよいよ20秋の初釜だ、
初摘みの茶葉から見たことのない花のようなあの香りが来た、
急いで朝から陽光に晒しておいた茶布を取り込み、
生態茶の近くから薪と竹を運んでくる、
もうすぐ新茶が飲める、
2日目の茶葉も山の家に到着した、
さあ忙しくなってきたぞ。

 

しばらく頭はお山だわね。

ああ、、山に行きたい。

愛から生まれる何か

昨日おとんとリモート会議。

繋がった途端、おとんがまくし立てる。
なになになに?どうしたの?
おーい。
何度呼びかけても、まったく応答しない。
何かに焦ってる、高速で話し続ける。
ああ、なるほど。
おとんひとしきり話して、やっと落ち着いた。
大丈夫だよ、おとん、もう気にしないで。
その後はふたりでゆっくり話をした。

泣けてきた。
嬉しくて。

 

行けないことは悲しいけれど、
だからこそ知ることのできた強い絆、
おとんと小紅の愛の強さ、
離れていても繋がっている製茶の魂、
家族みんながそれを受け入れてくれる優しさ、
その得がたさに、
心底感動して。

 

ちょっとすごい話なんだ、
こんなの奇跡だよ、
こんなにありがたくて、
こんなに感動したことない。

 

少し前、小紅とのリモート会議で知った。
昨日は、おとんからその追加報告。

そのことを知って、
何かが私の中に入った、
何か生まれた、宿った。
何か分からないけど。。。

次にお茶作れる時、
もしかしたら分かるかもしれない。
早く作りたい。

 

忘れたくない、
別に書く。