カテゴリー別アーカイブ: 19春天♪鉄観音

19春天☆炒ってきます!

茶友のみなさま&これから茶友のみなさま!
おはようございます、成田です、毎度~~。(笑笑)

先月のブログ(19谷雨)が途中で止まっていますが、
帰国して10日間のゴールデンウィーク挟んで、
あっという間に春の収穫期が来てしまいました。

19春、とっても好いイメージがあります☆
そこに向かって進みます!

 

さてさて。
私たちのあの「紅い子」たち、どうなっているかな~♪
もう「緑の葉っぱ」になっているのでどれも同じにみえるでしょうね。
でも4月は芽の状態だったので、一目瞭然でびっくりしましたね!

 

私が選んでいる茶樹、本当に目立っていたよ。
あそこまで違うとは、知らなかったなーー♪

あの辺りは、見渡す限りの山山山どこまで歩いても
どこもかしこも全部鉄観音の茶樹だらけなのに、
その芽の海の中で私が作っている茶樹たちは、
他と違ってとっても目立っていた。

 

どれだけ「違う」と言っても、
『同じ』『変わらない』と言われてきた。

茶樹の段階で香りが他とはぜんぜん「違う」のに、
香りは目に見えないからかな、
ほとんどの場合『変わらない』と言われる。
気付かない人にはきっと『同じ』なのだろう。

でも気付いてくれる茶友が少なからずいる、
それがすごいと思う。
本当に嬉しい。
だから自分を信じて前に進める。

 

ところが。
見えない違いが、あそこまで視覚的に確認できるとは!!!
いやー、びっくりびっくり。
なんか証明(?)されたみたいで嬉しいねー☆(笑笑)

 

よし。
その「紅い子」たち、炒ってきまーす♪

各地点へ巡回スタート

まずは『魔』の棲む場所へ。

ちょうど来た日の前日とその前日に大雨が降っていたそうなのであちこち滑りやすくなっている、危険度MAXの道のり。

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途中小紅と合流した。
道中に野生の梔の花。同じ花でも状態によって香りが違う、花の香りに例えるときは何の花のどのような状態かが重要、と説明する隊長。

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到着!

講義の続き

愛子は一通り確認したあと、小紅に剪定のレクチャーの続きをした。
東山の果樹園の話で説明、愛子がこれまでの人生で出会った最高の剪定の達人といえば東山のおとんだそうで。

愛子はおとんの剪定の方法がずっと不満らしく、すでに十年以上毎年毎年おとんに細かく丁寧に説明しているのだが、おとんはいまだに改善できない。ここ金風山の老茶樹はほかの地点に比べると一番いいほうだそうだが、それでも昨年よりは不満らしく、ここを含めすべての地点の剪定を改善したいそうだ。そうすれば全ての地点がもっとおいしいお茶になると言う。

そのために愛子は先月いつもより時間をかけてこの場所を含めた各地点をおとんと一緒に周り、おとんに直接剪定のレクチャーをしたのだが、今回小紅にも同じような内容を説明して理解してもらい、自分のいないときに彼女からもおとんに説明できるようにしてサポートしてもらうのが目的のひとつだそう。

例えば、密度の話では、どのような枝を残してどのような細い枝をどのように切るか、中をもっと空かしておかなければカビ・虫・病気が発生しやすく、主幹・原料に大きく影響する、きちんと間引きをして中のいい枝に風・空気・太陽が行き渡るように、また、今のように密集しすぎていると、春のような気候では雨のあとに葉が乾くのに時間がかかり、剪定がよければ摘めるのに今の剪定の方法では摘みたいタイミングに摘むことができないから製茶つまり品質に大きく影響する、などなど。

小紅はおとんの数(百)倍早いペースで理解したようだ。

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「葉液」?
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レクチャー中
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愛『小紅がちゃんと教育を受けていたらいろいろできそう。学び、応用する場があればきっと勉強が楽しいと思う。』

大事なことは繰り返し伝える

翠岩山から近道を通る。
歩きながらレクチャーを続ける隊長。ここでも剪定の話。
大事なことは繰り返し言わないとなかなか認識してもらえない。
繰り返しても認識してもらえないことが多いけれど、それでも繰り返すしかない。

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古茶樹のところに到着。
まずは黄金度、成熟度などをヒアリング。これは『助手の製茶前テスト』だそうだ、ヒアリングしながら小紅の理解度や認識度や正確度などを細かくチェックし、そこで愛子が不足と感じる内容を再度別の方法で説明し、更にその説明した内容を翌日以降に始まる実践でひとつひとつ教え込んでいっているそうだ。なので毎シーズンのこの製茶前の小紅へのヒアリングは非常に重要で『おいしいお茶を作るために欠かせない』という。
次に確認した地点状況を整理する。