次の地点、金風山。
遠いので山を下り、スクーターで近くの山道の入り口まで行ってからまた登る。
3人乗りだ~
小紅はスクーターを別の場所に止めてから来る。
着いた。 ハート型の岩発見
次の地点、金風山。
遠いので山を下り、スクーターで近くの山道の入り口まで行ってからまた登る。
3人乗りだ~
小紅はスクーターを別の場所に止めてから来る。
着いた。 ハート型の岩発見
愛子は一通り確認したあと、小紅に剪定のレクチャーの続きをした。
東山の果樹園の話で説明、愛子がこれまでの人生で出会った最高の剪定の達人といえば東山のおとんだそうで。
愛子はおとんの剪定の方法がずっと不満らしく、すでに十年以上毎年毎年おとんに細かく丁寧に説明しているのだが、おとんはいまだに改善できない。ここ金風山の老茶樹はほかの地点に比べると一番いいほうだそうだが、それでも昨年よりは不満らしく、ここを含めすべての地点の剪定を改善したいそうだ。そうすれば全ての地点がもっとおいしいお茶になると言う。
そのために愛子は先月いつもより時間をかけてこの場所を含めた各地点をおとんと一緒に周り、おとんに直接剪定のレクチャーをしたのだが、今回小紅にも同じような内容を説明して理解してもらい、自分のいないときに彼女からもおとんに説明できるようにしてサポートしてもらうのが目的のひとつだそう。
例えば、密度の話では、どのような枝を残してどのような細い枝をどのように切るか、中をもっと空かしておかなければカビ・虫・病気が発生しやすく、主幹・原料に大きく影響する、きちんと間引きをして中のいい枝に風・空気・太陽が行き渡るように、また、今のように密集しすぎていると、春のような気候では雨のあとに葉が乾くのに時間がかかり、剪定がよければ摘めるのに今の剪定の方法では摘みたいタイミングに摘むことができないから製茶つまり品質に大きく影響する、などなど。
小紅はおとんの数(百)倍早いペースで理解したようだ。
「葉液」?
レクチャー中
愛『小紅がちゃんと教育を受けていたらいろいろできそう。学び、応用する場があればきっと勉強が楽しいと思う。』
金風山の老茶樹に会いに行く♪
晴天の山で輝く茶葉、きれーい♪
小紅に各地点の毎シーズンの確認事項の黄金度や成熟度などを確認。
金風山で、愛子は小紅に確認事項を聞きつつ、教育指導。
天気や原料の話をしているときに、小紅が言う『よい』『よくない』に対し、愛子は『誰にとっての?』『何にとっての?』と質問し、返事に困っている小紅に細かく説明をしている。
他ではそんなこと聞く人いないしみんな同じようなことを言って何の問題もなく過ぎているからか、小紅は返事ができない。しかし他では通用しても愛子に対してそういう返事は通用しない。普段からやり方だけでなく、なぜなのか、というものごとの考え方から説いている。
『もっとおいしいお茶』を作るためには『当たり前』で『重要』で『基本』だそうだ。
『あの雨』の春?とは『対照的』な『この晴』の秋?『両極端』?
『今年は天とスリル満点&超難関な高度の遊びをしているみたい』だって。
どういう意味だろう?いつもの春や秋とどう違うんだろう?
なになに?『ダイヤモンド』発見???
愛子隊長、大興奮の巻。
隊長は製茶前に助手と各地点を回り、茶樹の状態を確認し、天気予報を参考にしながら日程も考慮して製茶計画を立ててはいるものの、状況は刻々と変わっているので、最終判断はその日になってみないとできないという。
今日は摘む場所の最終判断をするために、朝から助手と打合せ。
同時にその地点の茶樹の茶摘み注意事項を再確認させる。
さて、今日はどこの茶葉を摘むのかな?