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隊長、大興奮

愛子は茶樹の中を歩きながら、またまたひとりで話している。

『あの雨』の春?とは『対照的』な『この晴』の秋?『両極端』?
『今年は天とスリル満点&超難関な高度の遊びをしているみたい』だって。

どういう意味だろう?いつもの春や秋とどう違うんだろう?


なになに?
『ちゃえき』?『ダイヤモンド』発見???

ちゃえき、、、って何?
ダイヤモンド、、、ってどれ?

『宝石』?『お宝探し』??『海賊』????『おいしいよ』?

うーん、よくわからない。
が、どうやらとてつもなく『おいしい』お茶になる予感♪ それだけは分かった!

愛子隊長、大興奮の巻。

よい?よくない?

老茶樹の中で、愛子は小紅に確認事項を聞きつつ、教育的指導。

天気や原料の話をしているときに、小紅が言う『よい』『よくない』に対し、愛子は『誰にとっての?』『何にとっての?』『どのあたりが?』『どのように?』と質問し、返事に困っている小紅に細かく説明をしている。

他ではそんなこと聞く人いないし、みんな同じような会話していて何の問題もなく過ぎているからか、小紅は返事ができないでいる。しかし、他では通用しても愛子に対してそういう返事は通用しない。普段からやり方だけでなく、なぜなのか、というものごとの考え方から説いている。

『もっとおいしいお茶』を作るためには『当たり前』で『重要』で『基本』、なのだそうだ。

きれーい♪

最初は、金風山の老茶樹に会いに行くみたい~♪

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金風山の山頂に到着。

【老茶樹】はこの山頂にある、ほんの少しだけ。

晴天の山で、老茶樹(周りより背が高い樹)だけ葉が輝いている。
きれーい♪
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愛子はさっそく小紅と打ち合わせしている。
『黄金度』や『成熟度』など各地点の毎シーズンの確認事項をチェックし、この場所の今回の原料状態について話しながら、今シーズンはいつベストの製茶日がくるか予想を立てている様子。

19秋スタート

また山に来れた。

山への道は数年前からの工事がほぼ終わり、今は少しスピードを出しても大丈夫そうな道になり、空港から半日で製茶所まで来られるようになり、3日かかった昔に比べればあっという間に到着。
前のくねくねした道で、すぐ横は断崖絶壁で、対向車が来たら譲り合うような、少しずつ地形や標高の変化が感じられる、あの時代の「杭の道」が懐かしいなあ。

さて、まず山の下のうぇいうぇいの製茶所で作業。

そしてごはん♪ 大好きな豚足が。
豚コレラの関係で今村全体で豚が2頭しかいないそうで、豚肉は貴重な食材になっている。

そのあとも作業をして、ようやく山の家に来た。ただいま。
小紅も一緒に荷物を持って上がって、愛子と小紅はさっそく打ち合わせ開始。

今年はなんとショックなことが、、、。毎回何かしらあるね。
隊長、どうするのかな、、、。

明日の打合せが終了し、小紅は山の下へ帰った。
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体や顔を洗い、星と月を眺める。静かな闇で心が洗われる。
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さあ、いよいよ19秋、スタート☆