お手入れ

晒青中も、隊長は小紅に剪定の重要性について説明している。

というのも、愛子が言うには『(晒青中の)この樹は本来もっと好いはずなのにもったいない』『もっと品質の高い好い原料にしたい』のだそうだ。

小紅が理解しやすいように、今度はお肌に例えて原料と剪定の関係性を説明している。

愛子はいつも相手によって説明の方法を変えているのだが、同じ人に同じことを伝えるにも毎回例え方を変えている。

『それぞれの教育レベルが違いすぎる、立場によって知識や経験はもちろん習慣や興味も全く違って、それらは私たちの想像を遙かに超える。背景が違うから、物事の理解の仕方が、日本や香港で基礎教育受けた人間とはまるで異なる。私たちの常識は通用しない、常識が無いのが常識。そういう場所で、生まれてから全く教育を受けたことがない・国も立場も違う・でもその環境で立派に生きている、そういう大人の相手に対して、どうやったら自分の伝えたいことが伝わるか、目的を理解してもらえるのか、、本当に毎日手探りだよ。。。一人一人バラバラ、それぞれの基準が全く分からない。。。だから思いつく限り、特に目の前に現象があるときはチャンスだからすぐに、考えられることは全て試してみないと。。。そうすれば100やれば1は残るかもしれない。』、だそうだ。

それで今は、最近お肌の皺をとても気にしている小紅に、お肌のお手入れ(昨夜愛子が化粧品を渡しながら説明していて小紅は熱心に聞いていた)に例えて説明しているわけね~。

『茶樹も人間も同じ、保養(=お手入れ)が合っていないと、もとは状態の好いきれいな人でもそうじゃなくなる』『もっと適切なお手入れをすれば、もっと輝く』『大丈夫、まだ間に合う』と。

なるほど~、わかりやすい。

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