おとんインタビューの難しさ

おとんと「会話を成立」させるのは、容易なことではない。

おとんは、記憶するのが得意ではなくて、思い出すのも時間がかかる。
質問の方法や会話のテンポなど、普通とは違う。
おとんには、独自のペースがある。
それを理解して「ナビゲート」しないと、何も聞き出せない。
長年インタビューされるの慣れているし、普段お客さんも多いけど、
「用意している言葉」を繰り返しているだけ。

 

おとんから本当に知りたいことを知るには、
「工夫」と「時間」と「タイミング」と「忍耐」が必須。

ひとつの質問の答えが、数日~数週間後、時に数ヶ月後、ということもある。
多くの質問は忘れてしまうが、気になることはその間ずっと考えて、
何かの拍子に思い出し、そこからまた、紐を解くようにゆっくり思い出していくみたい。
聞きたいことがいつ返ってくるか分からないの。
こっちが忘れた頃に突然来ることもある、「え?今?このタイミング?」、って。。。

 

ポイントは、それを思い出す手伝いをしてあげること☆

一緒に紐を解いてあげるような感じで、ひとつひとつゆっくりと、
頭の中の景色が今どの段階にいるのか、おとんの記憶に寄り添うように、
おとんのペースに合わせて、進める。
答えを急かさず、軌道修正を怠らず、その日たどり着かなくても諦めず、
連日(毎年)同じ質問を繰り返す。
とっても「時間」がかかる。

それから、すぐ忘れる、覚えていられない。
今した質問を忘れる、自分で言ったことも忘れる、
話していくうちに話しの目的も忘れる、脱線した話しに夢中になる。
気になることがあると(ごはん、気候変化、電話、来客、鶏、等々)、
あっという間に意識がそっちに移行して、永遠に戻ってこない。
なので、聞く「タイミング」も重要。

「忍耐」は、どんなときも必要。

「工夫」は更に必要不可欠。
最強アイテムは、「お茶」☆

おとんの体には、「ある種」のお茶の味や香りは、鮮明に記憶される。
記憶というより、「反応」かな。
そういうお茶を飲ませると、出て来る&出て来る!!(笑笑)
引き出しが開き、いろんな記憶が蘇る☆
単なる記憶よりも、信憑性が高い。

 

私たちは、おとんに確認したいことが、まだまだたくさんある。
しかし最近、おとんは物忘れが多くなってきた。
思い出すのに更に時間がかかるようになった。
思い出せる内容も少なくなってきた。
でも、ナビゲートすると、まだ思い出せる。
聞ける時に聞いておきたい。
おとんから教わりたいこと、おかんやおとんの子どもたちも知らない、
おとんにしか分からないことが、たくさんあるのだ。

晴れると、インタビューは難しい。
雨が上がると、気もそぞろになる。
いざ製茶が始まると、おとんの頭はそっちでいっぱいになっちゃうから。
何質問したって、聞く余裕も思い出す余裕もなくなる。
長雨でこの先しばらく製茶ができないと、開き直ってみんなのんびりする。
今秋は、おとんインタビュー、絶好のチャンス♪

勝敗の決め手(笑笑)は、どのタイミングでどのお茶を出すか、その見極め☆
お茶は、おとんの記憶の扉を開く鍵だから、出し間違えてはいけない。
おとんは会話に集中が続かないから、今何を知りたいのか、
話をどっちにナビゲートしたいのか、目標を定めて。。。
鍵=最強の助っ人=お茶を決めるっ!

おとんインタビューは、ふいみんがいる時がチャンス☆
ふたりで打ち合わせし、作戦が練れる。
軌道が外れないように協力する。
ふいみんがいれば、通訳も録画も完璧だ。
準備はおっけー。
いざ、勝負っ♪(笑笑)

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